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食べること、自然、探検好き。 16年の社会人経験を経て学生になり、新しい目標へ再スター…

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食べること、自然、探検好き。 16年の社会人経験を経て学生になり、新しい目標へ再スタート。発見したこと、心に遺しておきたいことなど自分の栄養になった事を時々ここに綴ります。

最近の記事

食べることって、

最近考えている 生きるために食べる、ということについて おそらく思春期くらいの頃だろう 人は何のために生きているのか、なんて 難しいことを考えた時期があった もちろん答えなんてでなくて 自分なりの結論として落ち着いたのは 死ぬ間際に自分で良い人生だったなと思えれば きっと満点だろうということ それから私のモットーは かっこいい生き方とか信念とかじゃなくて 「食べるために生きている」だった 本当にそこに特別な意味はなくて 単に美味しいものが好きだから、、 美味しいものを

    • 『PERFECT DAYS 』の木漏れ日

      ある朝テレビをつけたら俳優の役所広司さんが「トイレの清掃員の役をしまして…」と話していた。 朗らかに話す姿が脳裏に焼き付いた。そして微笑みながら東京のあらゆる公衆トイレを見てきました、と言った。それだけで、素敵な映画なんだろうなと思った。 『PERFECT DAYS』 年明け、母を久しぶりに映画に誘った。 母と映画を見るのは何年ぶりだっただろう。 この映画を一緒に見にいけて良かったなぁと思う。 変わらないようにみえる静かな日々 その営みのなかに 少しずつ昨日とのずれを作り

      • 春が来ることを忘れないで〜Do remember they can't cancel the spring. 〜

        開催前から絶対に行くと決めていた『デイヴィッド・ホックニー展』。開催終了前に滑り込みで行くことができた。美術の知識がない私はディヴィッド・ホックニーとは…という話は語れないけれど、そんな私が一人で行ってみて感じた気持ちを残したいなと思った。 場所は東京都現代美術館。清澄白河駅から歩いて10分弱のところにある。商店街を通り抜けて少し歩くと現れるなんとも格好いい美術館。 入場口を入って、まず最初に提示されたメッセージ。 『春が来ることを忘れないで Do remember th

        • 秋のお恵み

          美味しいもの好きの人たちに囲まれて、ありがたいことに美味しいものをいただけることが増えた今日この頃。いや、前いた職場でも食べ物のお裾分け、しかも美味しかったからって理由だけでいただくこと結構あったな。食べることが好きっていうのが私の顔に書いてあるか、身体から滲み出てるのかもしれない。。 思えば、あまり人に褒める言葉をかけない父親に、自分の性質について最も褒められたことは、人から何かを貰った時の喜び方が本当に喜んでいるのが伝わって良い。ということだったかもしれない。 そう言わ

        食べることって、

          自分だけのクッキー型を作ってもらったら inかっぱ橋

          浅草にある道具街、かっぱ橋でお得にお買い物ができるお祭りが開催されていたので行ってきた。 かっぱ橋は業者さんたちに利用される有名な道具街で、種類の豊富さはもちろんのこと、大きさや用途など普段目にする事のない特殊なものが販売されていたり、食券機や業務用オーブンなどの機械なども販売されていたりと専門性の強いお店が多く建ち並ぶ。 とはいえ、もの珍しく店内を見ている私のようなお客さん達にも店員さん達が温かくてどのお店も居心地が良いのが嬉しいところ。ここにくると時間があっという間に過

          自分だけのクッキー型を作ってもらったら inかっぱ橋

          やりたい事とやらなくちゃいけない事

          よき日々とその背後 夏休みが明けて試験期間となった。 試験勉強のために夏休み中家に持って帰った教科書の数々…そのほとんどは課題で使用したもの以外、ページを開くことなく学校が始まった。 やってしまったな。 とは思うものの、会いたい人達に沢山会いに行けた良い夏休みだったからか、なんだか後悔はしていない。 1ヶ月もの間やりたい事を思うままに過ごせる日々なんて何年…いや十何年ぶりだったろう。会いに行く先々で、びっくりするくらい喜んでもらえた。 十年ぶりに会いに行った従兄弟のお兄ちゃ

          やりたい事とやらなくちゃいけない事

          宮古島旅行と台風6号

          夏休みは友人と宮古島旅行を計画していた。 しかし出発を間近に控えた頃、台風6号が発生した。 のちに迷走台風と言われ、沖縄、九州に大変な被害をもたらした大きな台風だ。 あぁぁ旅行の日程的に確実にバッティングするやつ。。 これは一生に一度あるかないかの、台風に翻弄されながら過ごした友人との旅の記録。 いざ、、 実は旅行をキャンセルすることも頭をよぎっていたけれど、行きのフライトが欠航にならない限りは旅行代金は返ってこないので、飛行機が飛ぶなら行くことにした。 ただ、宮古島ま

          宮古島旅行と台風6号

          暑中見舞いで相手を想う

          先日帰宅すると、郵便ポストに一枚の葉書が。 『暑中お見舞い申し上げます。元気してるかな?…』 送り主は高校時代からの友人。 彼女とは社会人になって年齢を重ねてもおでかけしたり旅行したりしている長い仲だ。 昨年めでたく友人に子供が産まれ、そのあとは生活リズムがお互いに変わったこともあり、あまり会えずにいた。ただLINEなどのやりとりはしていたので、突然の葉書に驚きがあった。 「暑中見舞いだー」なんだかとっても嬉しい。 これまでにも友人は自分でデザインした葉書で暑中見舞いを送っ

          暑中見舞いで相手を想う

          初めて蛍を見た日

          試験による忙しなさから解放された。 数日間、勉強はおやすみしちゃおう。 と、そんな時。母と電話をしていた流れで突然 「今度、蛍を見に行かない?」とお誘いが。 ほたる…?蛍ってどこにいるんだろう… まさか旅行…?などと思っていると。 なんと都内で蛍が見られる場所があるそうなのだ。 八王子市上恩方町にある 『夕やけ小やけ ふれあいの里』 そこで行われる『ホタルの夕べ』というイベントだ。 私は人生で一度も蛍を見たことがない。 二つ返事で賛成した。 「本当に?一緒に行く?!」

          初めて蛍を見た日

          栄養士になる一歩目な日々

          会社を退職し学校に通い始めて、もうすぐで2ヶ月になろうとしている。たった2ヶ月なのが信じられないほど、濃密な日々のなかにいる。 社会人経験者が3分の2を占めるクラスに私はいる。 残りの3分の1は高校卒業直後の子や20歳くらいの子たち。年齢幅がとんでもないことになっている。 入学して間もない慣れない環境のなか、大変なことや少ししんどいことも年齢性別垣根なくお互いに一緒に考えて、毎日笑って過ごせていることのありがたさ。 それでも時に誰かの涙を見たり、その涙のために動いてみたり、

          栄養士になる一歩目な日々

          ベートーヴェンはやっぱり格好いい

          「ラ・フォル・ジュネTOKYO 2023」 「ラ・フォル・ジュネTOKYO」は2005年から2019年までゴールデンウィーク期間中に毎年開催されていたクラシックの音楽祭。コロナ禍により2020年に中止されて以来、今年ついに4年ぶりの開催となった。 今まで仕事で行けなかったこのイベントにやっと行くことができた。うれしい。 開催中は会場の有楽町・国際フォーラムのホール、敷地内、その周辺で演奏を気軽に楽しむことができる。 各ホールでの演奏時間は45分〜1時間程(1〜2楽曲)。

          ベートーヴェンはやっぱり格好いい

          『生きるぼくら』を読んで、涙。

          『生きるぼくら』 この本の著者は、原田マハさん。直木賞候補になったこともある方だ。キュレーターさんでもあり小説家でもある方なので『楽園のカンヴァス』『暗幕のゲルニカ』『たゆたえども沈まず』など、美術史とフィクションを織り交ぜた小説も多く書かれている。 それらは名画がどのような背景を受けて生まれるのかを一緒に追いかけている気持ちになれて、私としてはとてもスリリング。大好きな作家さんだ。 原田マハさんの著書には美術以外を題材にしている小説やエッセイも多数あり、そのおすすめを以前

          『生きるぼくら』を読んで、涙。

          『不快のデザイン展』でときめいた日

          東京丸の内で『不快のデザイン展』が開催されている。 このデザイン展について教えてもらった時は、 不快を…見に行く…?と少し警戒してしまった。 ただ、この『不快』は人を危険から守りやすくしたり、事故を防いだりするためのもの。 適度な不快さにより人間に本能的な行動を促す。 人のために一生懸命、ほど良い不快さをデザインしていた人たちがいるのか!と心動かされて行ってきた。 不快さが人を拒絶させるものではなくて、なんか嫌だなと思わせる絶妙なラインだったり、行動を促すものであること。

          『不快のデザイン展』でときめいた日

          社会人が学生になって最初に学んだこと

          4月から学生として新しい道へ一歩踏み出した。 人生の先輩方から、今までのご褒美と思って学生生活を存分に楽しまないと!と念を押されての出発。 ただ既に課題や予習復習、やることが盛り沢山。 やり甲斐を感じるまでにはもう少しかかりそうだけど、 それでも慣れない日々の大変さを、新しく出会えた人たちと共有し合い笑いながら過ごしている。  入学式も参加した。会場に着き席に座ると、隣の席の子(なんとお歳は18才)が話しかけてくれた。 てっきりその子は同い年くらいの反対側の席の子と話すか

          社会人が学生になって最初に学んだこと

          沖縄離島めぐり 完〜帰りの道中〜

          前回はこちら… 旅の最終日。 帰りの石垣空港に向かうバス車内での出来事。 バスが出発して15分くらい経っただろうか。 旅の帰路と思われる人たちの、旅の余韻と少しの疲れによる心地良いまどろみが漂っていた時のこと。 真後ろの座席に座る男の子が映画『千と千尋の神隠し』の歌を、それはそれは綺麗な歌声で口ずさんだ。 それがバスの窓から見えるサトウキビ畑や、広がる青空の景色にまぁぴったりで思わず涙腺が緩む。 全ての音が遠のき、歌声だけがバスの中に響き渡って 乗客の人たちも静かに聴き

          沖縄離島めぐり 完〜帰りの道中〜

          沖縄離島めぐり⑤〜竹富島〜

          前回はこちら… 旅行4日目。最終日。 帰りの支度をして、石垣島のホテルで朝ごはんビュッフェに向かう。 親友の娘ちゃんと朝食のデザートを取りに行く。 ワクワクしてケースを開けると、ふたりして食べようとしていたシークワーサーアイスが空になっていた。 みんな好みが偏るなぁ。。係の方に聞くと笑顔ですぐに新しいケースを出してくれた。 これはもしや…まっさらな面を掬える気持ちいいやつ… 蓋が空き、ふたりで感嘆の声をあげる。 親友が飛んでくる。「私もやりたい」 今日も朝から幸先が良し…

          沖縄離島めぐり⑤〜竹富島〜