miiboの新機能:ナレッジデータストアのチャンク指定で精度向上!
会話型AI開発プラットフォーム「miibo」に、ナレッジデータストア(AIが参照するデータベース)の精度を向上させる新機能が追加されました。
新機能「チャンク指定」により、ナレッジデータストアに格納するテキストの区切りを自由に設定できるようになりました。この機能を使うことで、AI応答の精度が向上し、より的確な情報提供が可能になります。
チャンク指定機能とは?
チャンクとは何か?
ナレッジデータストアに格納されるテキストは、約1000文字ごとの「チャンク」と呼ばれる塊に分けられます。これまでは自動的に分割されていましたが、時として不適切な区切りによって精度が低下することがありました。
またこちらの記事でご紹介した通り、先日miiboではナレッジデータストアにおいて全ての対応形式で容量が1GBまで拡大しました。
それに伴い、1000文字以上のデータが多く登録されることが予想されます。
新機能:チャンク指定機能
チャンクの手動指定新機能では、ユーザーが[CHUNK]というマーカーを挿入することで、テキストの区切り位置を指定できるようになりました。これにより、意味のある単位でテキストを分割し、AIの理解力と応答精度を向上させることができます。
例えば、以下のような構成の文書があるとします
1. テーマA(850文字)
2. テーマB(500文字)
3. テーマC(1650文字)
これまでは自動的に1000文字程度で区切られていたため、テーマをまたいで情報が分断されることがありました。
しかし、新機能を使用してこのように指定することで、各テーマごとに適切に情報を区切ることができます。
テーマA(850文字)[CHUNK]
テーマB(500文字)[CHUNK]
テーマC-前半(800文字)[CHUNK]
テーマC-後半(850文字)
ただし[CHUNK]マーカーを使用しても、1000文字以上のテキストは自動的に分割されるため、1000文字を超えないように適切に区切ることをお勧めします。AIの精度向上や情報管理上でもなるべくテーマを
終わりに
この新機能により、miiboを使用したAI開発がより精度の高いものになります。特に、大量の情報を扱う業務や、複数のテーマを含む文書を使用する場合に効果を発揮します。
miiboは、エンジニアでなくても直感的に操作できるAI開発プラットフォームです。この機会に、ぜひmiiboのトライアル利用をお試しください!