①死別しても1チーム♪♪~はじめに~
いま私は、グリーフケアを受けながら日々をやり過ごしています。
ほんの数か月前まで、私がグリーフケアを受ける事になるなんて全く想像もしませんでした。
グリーフケアという言葉をあなたは聞いたことがありますか?
大切な人と死別をした時、大切な何かを失ったとき、心の中にある悲嘆反応・(グリーフ)悲しみをケアすることです。
喪失体験、大切な人とのお別れは、精神病などのきっかけや原因になる場合も少なくないそうです。
日本でもここ最近になり、喪失による精神病の予防、早期対処のために、グリーフケアが広まり始めているようです。
「遺族ケア外来」「グリーフケア外来」のような病院が実施しているものから、「わかちあいの会」など、NPO団体が実施しているものまで有るそうです。
2022年の7月、私は大好きな大好きな父親をガンで亡くしました。
症状があまり出ないガンで、見つかったときには末期がん。
診断されたときには月単位の予後でした。
今まで感じたことのない、それは強烈な悲しみと不安に襲われました。
まったく別の世界に放り込まれたような気分です。
今グリーフケアを受け始め、学んで分かること。
それは、もう告知された日から、家族の心の中ではグリーフ(悲嘆反応)は始まっていました。
予期悲嘆と言って、グリーフは亡くなる前からスタートすることも有るのだそうです。
・目の前にいる父が近いうちに目の前からいなくなるかもしれない恐怖。
・生きようと前向きにいる父の前で「亡くなるかもしれない」なんて思ってはいけないという心の葛藤。
・目をそらしたいけれど「死」を覚悟しなければ、父と本当に話しておきたい事を話せずに後悔するかもしれない。
・絶対にあきらめずに、治ることだけを祈っていたい気持ち。
もう本当に、色々な気持ちがうごめいてパニック状態でした。
余命1,2年では無いのです。突然の月単位の話。
そんな時間のない中で、私たち家族が1分1秒どのように選択し、大好きな父との時間をつないだか、愛のある看取り、そして死別後の今日に至るまでの回復の道を記録していきます
時間はいのち
時間は宇宙で最大の宝物。
私の記事が、少しでも……
誰かの「生き抜く選択」の手助けとなりますように☆