人生の不満足

「自分の人生が順調である」
そんな風に思える人はどれほどいるのだろう。
27歳までの私はその中の1人だったと思う。

高校生までは一生懸命部活に励み、大学では将来夫となる人を見つけ、就職してお金をためてから夢だったワーキングホリデーに行った。
帰国してから燃え尽きてしまい、この先の目標を失ったときに結婚。けれど、すぐに満たされない日々が始まり、結果として離婚。再就職から今に至るけど、自分が本当にやりたいことは何なのかが未だにわからない。
再就職したときは生きていくためにこの仕事を一生懸命にやろうと思ったけれど、忙しさの中でやりたいことを考える余裕もなくなっていった。

コーチングという新しい目標もでき、1年半打ち込んでいたのに、失恋を機にすっかり熱が冷めてしまった。今は目の前にあるレールの上を、やるべきこととして日々進めているだけに感じる。

目指すべき夢・目標がないこと、自分を理解してくれる人・心のよりどころがないことが、満たされない人生に繋がっている。
素の自分を出せる理解者が欲しい。ゆるぎない尊敬と信頼を持ちたい。

自分は一体何がしたいのか、得意を活かせるとは何なのか。それがわかっているとはなんと幸せな事だろうか。人に言われて気づくこともあるけれど、自分でその気にならなければ継続できない。自分でやる気になったとしても、上には上がいると打ちのめされてしまうばかり。

いくつになってもこんなことを考えていて、何年も同じところにいる。

9月は遅めの夏休みで休暇を取って久しぶりに1人旅に行く。気楽な反面、空虚さも感じる。ポジティブに変わる何かがあるといいのだけど。