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だ・る・ま・さ・ん・が・ころんだ!
は~じ~め~の、い~っぽ!
…もう何年前になるだろう。
友達と、従姉妹と遊んだ「だるまさんがころんだ」
なぜ、「はじめの一歩」から始まっていたのだろう?
皆と声を合わせ踏み出す
「はじめの一歩」
楽しい遊びが始まった
「はじめの一歩」
一歩踏み出す、あの瞬間の
ワクワク感、ドキドキ感…。
あの頃が懐かしいような、羨ましいような
今日この頃。
…50歳現在、こんなタイミングで
あの頃の感情が呼び覚まされるとは。
家族のために…
その一心でここまで突っ走ってきた。
職場のために…
責任感を背負いすぎて大事な事を犠牲にしてきた。
それが当たり前で、それが日常。
何の迷いもなく、何の不信もなかった。
七転び八起きどころではなかった。
何度も何度も失敗もすれば、キズつきもした。
それによって得るものもあれば
失うものもあった。
ただ後悔だけはしなかった。
したくなかった。
自分に言い聞かせていた。
その瞬間は突然だった。
起き上がることには慣れていたし
つらくもなかった。
家族のため、職場のためだから。
…家族のため?
…職場のため?
迷いと不信が生じた。
ちょっと、立ち止まってみた。
そして、まわりを見回してみた。
大切な人達はこれ以上を望んでいないことに
気がついた。
自分にとって大切な人達だけは
もうこれ以上
キズついて起き上がることを望んでいないと…。
「はじめの一歩」
仕事を辞めてみた。
「はじめの一歩」
自分のためを考えてみた。
「はじめの一歩」
自分のために踏み出してみる。
ワクワク感、ドキドキ感。
あの頃のように。