ZENBっておいしいの?
最初の出会いは、インスタグラムの広告だっただろうか。
コンセプトに深い感銘をうけたことを覚えている。
ミツカングループのZENB ー これに今、新時代の訪れを感じずにはいられない。
ZENBは、普段は捨ててしまう部分も、可能な限りまるごと全部使った食品を展開している。
それは単なる種や皮の活用に止まらず、とうもろこしの芯や枝豆のさや、パプリカのヘタまで使用しているというから、驚きだ。
これらは我が家だったら、コンポスト行きになっている部分。(とうもろこしの芯は、秋になっても堆肥化されてくれなかった曲者だ!)
それを残さずおいしく食べれて、その上健康にも良いだなんて。
素材をまるごと使っているから廃棄も出さず、それゆえ、環境にもやさしいといわれたら、熱い視線を送らずにはいられない。
まさに、これから加速していく循環型社会への移行を牽引する、サステナブルな日本ブランドだ。
さて、なぜZENBが画期的なのか、ここで少しだけ私たちの現状をシェアしたい。
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IN
有限な資源
生きていく上で水は、私たちと切ってもきれない関係にある。飲み水としてはもちろん、それは食料生産にも欠かせない。
国連食糧農業機関によると、その大切な水は、2025年までに世界の人口の約60%分相当が不足すると言われている。日本は水資源の豊かな国だが、食料自給率が38%(令和元年度)の現実を考えると、他人事とは言い切れないだろう。
以前、Netflixのドキュメンタリー「ROTTEN」で、世界中で人気を誇るアボカドへの水やりを優先した結果、生活用水が枯渇した南米の生産地の実態を知って、驚愕したのを思い出す。水が干上がれば、作物も育たない。まして、飲み水もなく涙を流す人々が増える世界を、誰が望むだろうか。
OUT
廃棄物とその処理
平成30年度の日本のゴミ総排出量は、東京ドーム約115杯分相当であった。年々減ってはいるものの、同年度は0.4%減と、まだまだ改善の余地があると言える。
また、その一部を占める生ゴミは水分を多く含むため、燃えにくいという特徴がある。そのため、ゴミの量が増えるだけでなく、燃やすために余分にエネルギーを使ったり、費用をかけて助燃剤などの資材を投入する必要性も出てくる。(堆肥化すれば宝の山に変わるのに)
さらには環境省によると、日本のごみ処理最終処分場はあと21.6 年でいっぱいになるという(平成30年度末時点)。余剰に目を向けがちだが、既にごみで汚染された土地が世界中に存在するということを忘れてはならない。中国や東南アジアがプラスチックごみなどの輸入を禁止したのは記憶に新しいだろう。
食品ロス
手塩にかけて育てられた作物が、親元を離れても同じ愛情を注いでもらえるのかというと、そうとも限らない。ご存知の通り、食品が大量に廃棄されているという現状がある。
ただでさえゴミはでるのだから、食品をその類に分類しなければならない結末を、避ける努力をしたい。私たちは11人に1が(世界の総人口を77億人とし、世界の食料安全保障と栄養の現状2019を基に計算した場合)、飢餓状態にある星の住民でもあるのだ。
今考え直したい、捨てるという概念。これと無縁なのが、ZENBである。投資した貴重な資源も回収し、余すところなく栄養を享受することができる。(もちろん、食べる分だけ作って食べよう!)
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さて、話は戻って。
我が家は専ら、黄えんどう豆100%のZENB ヌードルを楽しんでいる。
黄えんどう豆のうす皮まで美味しくいただけるこの麺は、高タンパク質・高食物繊維。糖質はパスタやうどん、ごはんといった炭水化物に比べ、30%オフという優秀さだ。
なにより、モチモチした食感がたまらなく美味しい。茹で汁からは少しクセのある豆の香りがするが、麺から豆の味を強く感じるわけではないので、野菜嫌いの人も美味しく食べられるのではないかと思う。
和洋中問わず料理できるのも魅力の一つ。どんな具材と合わせて、どんな味付けにしようかと考え始めると、頭の中の作戦会議にも熱が入る。
ヒントがほしい人は、様々なレシピを紹介している、ZENB 公式のyoutubeチャンネルを訪れてみると良いだろう。
1分以内で見れるコンテンツがほとんどで、作り方もシンプル。気軽に試せそうなものが多い印象だ。
我が家は麺だけだが、ZENBは他にも魅力的な商品を多数展開している。
一本でレタス約1個分の食物繊維が取れる「ZENB STICK (ゼンブ スティック)」や、一袋に一食分の野菜が詰まった「ZENB VEGE BITES (ゼンブ ベジ バイツ)」は、忙しいときや小腹が空いた時の栄養補給にぴったりだ。
買い物は投票 ー ZENBのようなブランドに出会うと、これからも社会のために努力している企業を応援したいと、つくづく思うのである。