固形シャンプー「Ethique」を使い始める
エシカルなライフスタイルを推奨するオンラインサイト「エシカミ」で、待望のEthiqueを購入した。
Ethiqueはニュージランド発のエシカルブランドで、環境に優しく、フェアトレード・ウェイジ(賃金)はもちろんのこと、売上の20%を動物保護団体に寄付している。
包装は、プラスチックフリー。
環境に配慮したPEFC認証の紙を使用し、堆肥化が可能だ。
製品はビーガン処方で、界面活性剤にはココナッツやトウモロコシ由来のココイルイセチオン酸Naとココアルキル硫酸Naが使用されている。
シリコンや合成香料・着色料は使用せず、動物実験も行っていない。
自然派は使い心地が気になるも、実際使ってみるとシャンプーの泡立ちがとても良い。
余談になるが、我が家ではシャンプーバーだと知らない祖母が私にこう言った。
「あのお風呂場の石鹸泡立ちがとてもいいわね〜」
...驚!
あれはシャンプーだと伝えたが、泡立ちの良さから未だにボディソープとして使われている可能性は大いにある(笑)。
コンディショナーも素晴らしい。髪は驚くほどさらさらになり、良くまとまる。美容院で体験する、あの髪に栄養が浸透したあとの感覚が手に伝わるから、嬉しさからつい何度も触りたくなる。(実際何度も触った(照))
私はWONDERBARを使っているが、石鹸自体の匂いが強く、ココナッツのにおいが苦手な人はTHE GUARDIANを選ぶと良いかもしれない。とはいえ、髪の毛を乾かす頃にはココナッツの香りも収まるので、神経質になることはないようにも思うが念のため。
ブランドによると、2歳児から使用が可能で、妊婦さんも使えるそうだ。
日本では今年から生後6ヶ月以上の赤ちゃんにも使えるシリーズ「Little Ethique」が販売されている。
ちょうど姪っ子が1歳の誕生日を迎えたのでプレゼントしたが、何度でも嗅ぎたくなるようなラベンダーのやさしい香りは贈り物にぴったりだった。
今ならエシカミで、限定のサンプルセットも販売しているよう。
ピンクのソープディッシュも一緒にプレゼントしたのだが、このコンテナも優秀である。
持ち運びも出来るバーコンテナーは、竹・サトウキビ・コーンスターチからなる生分解性。色付けも合成着色料は使用せず、植物から取れたベジタブルインクが使用されている。
もう感動以外の何が生まれようか!
このままいくと2050年までには、海洋プラスチックが魚の数を上回ると言われているが、Ethiqueのバーを使うことによってバー1個あたりにつき、シャンプーは350ml×3本分、コンディショナーだと350ml×5本分のプラスチックボトルを避けることが出来る。
Ethiqueは、2018年までの6年間でプラスチックボトル100万本の削減を実現し、2025年までに1,000万本の削減を目標に掲げている。
SNSで投稿する際には、#giveupthebottleをつけて応援しよう!
同じく考えたいのは、水の問題だ。2025年までに世界の人口の約60%分に相当する水が不足すると言われているが、プラスチックボトル容器とその中身を作るのに大量の水が使われているという。
Ethiqueの計算によると、500gのペットボトルを作るために、実際ボトルに入る中身に使われる水の2倍の量が使用されるそう。ペットボトルを作るだけでだ。肝心のシャンプーやボディウォッシュの中身は、平均的に8割が水だという。
これに対して、Ethiqueの固形シャンプーは2.7リットル/個、コンディショナーは5.1リットル/個の水を節約出来る。
たった1人が約8本のペットボトル水(1L)を寄付する姿を思い浮かべてほしい。これで一体何人の途上国の子供たちの衛生環境が保障され、炎天下でも喉を潤すことが出来るだろうか。
塵も積もれば山となるだ。ただでさえウィルスが蔓延する世の中なのだから、汚染水を増やすのではなく、みんなで綺麗な水を守ろうではないか。
ブランド公式インスタグラム
@Ethiqueworld
@Ethiquejapan
海外では、ペット用やデオドラントなど様々なカテゴリーで商品を展開しているが、日本でも今後の広がりに期待したい。
Ethique’s Super Soap ProjectEthiqueではコロナウィルスの影響をうけて、フルサイズのハンドとボディソープバーを1万個、ニュージーランドおよび南太平洋地域の必要とされる人々へ寄付している。また、2020年5月31日までの期間限定で、ethique.com、ethique.co.uk、ethiqueworld.comを通じてフルサイズのバーが購入される毎に、80グラムのハンドとボディソープバー1セットを支援団体へ寄付している。