いつもそばにあった海
今回は、お題に乗っかってみようと思います。
「#わたしと海」
私の中で、海は夏の思い出ではありません。
小学校3年生から高校3年生まで
毎年年末に「寒稽古」たる冬の海に入っていたから。
夏の日差しが強く潮でベトベトになる海が苦手で、振り返れば海に入った回数は夏より冬の方が多いという・・・
高校生の時は、強化メンバーで大学生と一緒に稽古をしていたこともあり
年末に2回入水することもあった。
入ってしまえば、海の中の方が寒くない。
唇が紫になりながらも、海から上がってから冷たい風にさらされる方がやばい。
その後いただける豚汁はたまらなく美味しい。
おかげで忍耐力が付いたのかもしれないけど
我慢しなくてもいいところまで我慢する癖もこの経験でついてしまったのかもしれない。
自分の限界が分からず、ヘルプができない。
体がだるいと「気合が足りないな・・・」と思ってしまう。
気合いが足りない理由が寒稽古をしていないからだと、本気で思っていた20代前半までの自分は武士だったのだろうか?
冬のお風呂場で水を浴びていた事もあった。
大人になり、ひどい喘息で通院していた時、
病院の先生から「体がだるい時は、体が休めと言っているのだから、気合がたりないなんて言ってないで寝なさい」と怒られた。
ちょっとお題からズレたので戻します。
実家は港町だったので、いつも潮風にさらされる自転車の錆はすごかった。
思春期でちょっとしたことでも悩めるお年頃のときは、友達と錆びた自転車ですぐ近くの海に行き日が暮れるまで語っていた。
ひとりで海を眺めていた時もあった。
海風を感じると、いつもそんな記憶ばかりがよみがえる。
キラキラきゃぴきゃぴした夏の海とは違うけど、わたしのそばにあった海はそんな海。
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