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【備忘録】20代最後をやり抜くためにやってきた1年間を振り返る

こんにちは。旅人ことmiisanです。
この記事は福岡⇄東京のフライトの中で書きました。2023年4月を追え、転職をして1年がたちました。
おそろしくあっという間に1年が過ぎ去り、そして細かな部分の記憶を失っていることに気付きました。笑
めちゃくちゃ色んなことをしたはずなのに、忘れていってしまう怖さに気づき、未来の自分のために備忘録としてこの一年間を振り返っておこうと思いこの記事を書きます。

この記事では、令和トラベルでのQAエンジニアとしての活動でなく、より広い意味で私個人がどんなことをしてきたのかを残していきます。
「QAエンジニアとしての情報を知りたかったんですけど!」という方は、こちらのアニバーサリーブログにてQA組織の立ち上げからQA文化を作ってきた1年間について書き起こしましたので、ぜひこちらの記事をご覧ください。目標設定とその過程について、上期下期に分けて記事にしています。

旅から振り返る1年

この1年を振り返り、一番印象に残っていることは、改めて私は"旅"というものが大好きだということでした。
私自身、2020年以降コロナの影響で行けなくなった旅行を取り返すごとく、この1年でたくさんの旅をしました。

少しだけ写真と共に振り返っておきます🐢

2022年5月。御蔵島にてイルカとパシャリ。
2022年6月。雲見でダイビング。
2022年8月。東北周遊旅。
2022年10月。誕生日当日に奄美へ。NEWTで手配してもらいました。
2022年10月。箱根でまったりバースデートリップ。
2022年12月。嵐の宮古島。笑
2023年2月。長野県のとあるイベントへ参加。マジで大好きな場所になりました。
2023年3月。誰もいないスキー場。学生ぶりのスキー。

ここではふれていないものもあるので、改めてこの1年はいろんな場所に行ったと実感しました!
非日常ってステキですし、実際に行ってみなければわからないこと、知らなかったことがたくさんあり、新しい出会いや価値観にふれられる刺激がいつも面白いと思います。

すでにお分かりの通り、私、非常に旅しています。
同じように、旅好きは旅好きをよぶ、、ではないですが、弊社では日常的に誰かしら旅している気がします。笑
そしてそんな働き方を受け入れ、自由と裁量の中で、私たちは私たちが大好きな旅行プロダクトを皆さまに届けようとしています。

1年間の振り返り

それでは本題、この一年を振り返ります。

前半

まず脱線。プライベートでは、ダイビングのライセンスを更新し、海底40mまで潜れるようになりました。海の世界の神秘さみたいなものに触れる感覚が毎回新鮮です。(寒い冬が終わり春になったので、久しぶりにダイビングに行っています!)

1) 続メルペイ

私はメルペイを2022年3月にフルタイムで働くことを卒業したのですが、ご縁があり業務委託という形でQA Managerとして残ることになりました。
チーム体制の変遷、大きな機能のリリースなどが立て込んでいたこともあり、全体的なドメイン理解やチームメンバーのことを少しは理解していたため、残留することでバリューを発揮できるのであればということでメルペイでの業務を継続していました。
そもそもメルペイのカルチャーなどは自分に合っていたし、目指す方向性も好きでした。なので、できることがまだ残されているのであれば!ということで、フルタイム卒業後も業務に関わり続けています。
ドメイン周りのサポートや新しいEMの方が入ってくださったので、その方への引き継ぎ、またメルペイではテスト会社に委託してる業務が多く存在しているため、メンバーの負荷を下げるためのやりとりや調整などのケアを中心に行っています。

一歩立場を変えてかかわってわかったことは、やはりメルカリグループってすごいなぁということ。経営陣を筆頭に、本当に優秀なメンバーしかいなかったと思います。

2) スタートアップのQAを支援する

大きな背景の一つに、「テスト業務もまだやりたい」という思いから、スタートアップのいくつかの企業でQAエンジニアとして関わらせていただきました。
前職でEMとしての業務が増え、"品質保証"に関わることはできても、テスト業務から離れている感覚があり、自分にそこまで強いEMとしての強みもないこともあり、QAエンジニアである自分を続けるためにも、EMを始めた頃からスタートアップのアプリやWebリリースのQA業務を担当させていただきました。
業種や規模、使用している技術スタックも異なっていたので、どの環境でも新しい学びはありました。そしてテスト業務もしつつ、"品質保証"につながることを同じく再現していきました。

同時にQAに関するアドバイザーとして、何社か関わることにもなりました。
相談される内容を受けて改めて思うのは、『必ず品質問題と対峙する時が来る』ということでした。
卵が先か、鶏が先か問題ですが、結局、品質の優先順位をどう置くことが最適なのかは場合によっても異なるので答えはないでしょうが、品質保証の専門家がいることの価値は十分にあるのではないかと感じています。
これまでメガベンチャー、スタートアップと大小異なる環境に所属しましたが、品質はプロダクト開発において非常に重要な要素であり、お客さまへ価値を届ける上で重要な因数の一つです。その領域に専門性を持つメンバーがいるかいないかというのは、メンバーの意識からプロセスまで、あらゆる点で影響があると思います。
実際に複数の企業で品質改善活動を行いましたが、リリースサイクルの改善やプロダクト品質の向上につながり、それを体感できました。

3) 女性エンジニアとしての活動

これは以前からの活動を引き続き継続している感じです。
私が私としてできることってなに?と思うと、そう多くはないです。
ただ過去に私はロールモデルがいないからできない、と諦めてたことがあったのですが、自分と近い人の存在を知り、行動しようと思ったことがありました。
別に何かするわけではないですが、自分がここにいることを発信するだけで十分誰かに伝わることがあると知り、いくつかの女性エンジニアを支援するコミュニティ活動をはじめました。

もちろん前職メルペイメンバーが主催しているWomen's Career Talkも運営として関わっています。ついに7回イベントを開催し、ナナメの関係をたくさん作れましたし、個人的なフランクな相談をいただくことも増えました。少しだけ勇気を貰ってくれたら嬉しいな、という会なのですが、こちらの方が勇気をいただくことが多いです。

また知人からWomen Techmakers Ambassadorの活動にエントリーしてみたらどうかと紹介してもらい応募したところ、こちらのコミュニティ活動にも参加できました。世界各国のエンジニアと毎月コミュニケーションを取る時間があることは刺激にもなり、一番大きな変化だったかもしれません。
もし興味がある方はエントリーしてみてください。素敵な出会いがあるはずです。

紹介させていただいているわりに、まだ大して何もしていませんが、各国でがんばる女性エンジニアがたくさんいることを知れたこと自体に、私は日々刺激を受けているし、ある時には救いになりました。

後半

またもや脱線。プライベートでは、パン作りにハマるようになりました。パン教室に通い、自宅でパンを作れる装備などを揃えるまでになりました。きっかけは『豊かでゆとりある生活をしたい…』という思いからで、『なんかパンって無心で作れそうだし、余裕がないとやれなさそうじゃない?』と無邪気な気持ちから始めました。これが想像以上に個人的にヒットしており、心に余裕がなくなったときはパンをこねるようになりました🍞おすすめですよ。

1) QAの育成サポート

後期の新しいチャレンジとしては、テスト設計などを体系的に学んだことのないメンバーにテスト設計などテストに関する知識をインプットし、QAエンジニアとしての手法やスキルを身につけてもらうというミッションを担ったことです。
もともと教職免許も持っていて、いつか教育に関わる仕事につきたいと思っている自分としては、人に何かを教えること自体が好きなので結構楽しくやらせていただきました。

JSTQB シラバスをもとに自分なりにコンテンツを作成し、毎週勉強会を開催しました。一回にかける時間はなるべく短く、また対象メンバーの負担にならない程度にすることで、会を継続できる形で設定しました。

私自身まだまだテスト設計に関するレベルは成長の余地があるので、教えることが私自身の学びの機会になり、"わかっている気になっていたことを再履修してわかるようにする"作業もできて、個人的には逆に教わったこともたくさんありました。

2) PjMとしてプロダクトをリリースする

令和トラベルでは2022年12月に新しく海外ホテルプロジェクトをリリースしました。

1周年記念クーポン配布中

実はこのプロジェクトのリリース、かなり苦しいものでした。

QAエンジニアとしてQA対象が多いこと、仕様や外部連携の複雑性などあげていくとさまざまな困難はもちろんあったのですが、それに加えてプロジェクトのマネジメントがうまく進行できていない課題がありました。
2022年12月にiOSをまずはリリースし、そこからAndroid、Web、機能拡張、そしてMVP完全版を作りPRする、という大きな流れがありました。ただ、iOSをリリースする少し前くらいからプロジェクト進行の雲行きが怪しくなりました。開発途中の進行がうまくいかないということは結果的にQAフェーズで大変なことが起きるということなので、タスクのトリアージ、タスクのハンドリングをするようになり、気づいたらPjMという形で2023年4月の1周年PRに向けたプロジェクトのリードを行うことになっていました。

1人のQAエンジニアとしてももちろん多量のタスクを持っていたのですが、業務委託のメンバーの力を借りながら、QAタスクを割り振り、全体のプロジェクトの推進を行ないました。

これまでもQAエンジニアとしてプロジェクトを立て直したり、マネジメントすることはあったのですが、今回は『これはPjMの役割だな・・・』とはっきり自覚するくらい時間も労力もかけていたので、あえて新しいチャレンジとして振り返っています。

3) エンジニアリングブランディングを立ち上げる

最後は、完全に新たなる挑戦の一つです。
NEWTはローンチしたものの、ほぼ誰も知らない状態かつ会社の知名度もない状態だったので、プロダクトのことも技術のことも、社外へ発信する必要があると課題を定義し、エンジニアリングブランディングUnitなるものを誕生させ、このUnitのLeaderとなりました。
特段この領域で経験があったわけではないのですが、「なんか一番やれそうじゃない?」みたいな謎の空気から私がLeaderに任命され推進することになりました。

まずは課題整理から行い、そこで最初にやるべきだと思ったのが、何らかの形で会社のことに興味を持ってもらっても、自社プラットフォームに情報があまりなく、興味を持ってもらってもより深く会社やプロダクトのことを理解していただくことに繋げられない点だと思いました。
なのでまずはこれを変えようと動き、最初は徹底的に他社様のアウトプットやホームページを研究しました。
その後、自社メディアを立ち上げ、情報を一元管理、資産化させることを一つの目標に立てました。

また、ただ場所を用意するだけでは意味がないので、きちんと『この会社の情報をよく目にする』状態を作りだすことが情報発信において重要だと思い、6ヶ月間の外部発信に関するロードマップを制作し、いつ誰にどんなことを発信してもらうかを計画しました

ロードマップを引き、毎週何かしらリリースできるようにこちらもプロマネした。

発信方法も

  • イベント

    • 社内外のイベントに登壇し、情報を発信

  • tech blog

    • 自社の技術的な部分を発信し、技術力の高さやモダンな技術を理解してもらう

  • 対談記事

    • 人にフォーカスをあて、環境やメンバーを理解してもらう

の3タイプに分け、それぞれ目的などを変えて発信していきました。

特に対談記事の企画は、ライターさんとの企画調整、当日のシナリオ作成、写真撮影、出来上がった原稿のフィードバック、最終版の仕上げとリリース作業、お金周りのやり取りなど、エンジニア要素がほぼゼロな業務をひたすら1人でこなしました。
ただ、これらは私一人が頑張ったところで積み上がらず、メンバー皆さんを巻き込みながら、アウトプットしていただけたおかげでした。
このエンジニアブランディングを毎週リリースさせ、自分も外部のイベントに登壇している最中に、めちゃくちゃ重い新プロダクトをリリースさせるためのQA業務(先の海外ホテルプロジェクトと同時進行)もあり、後半の記憶がほとんどありません。

なおアニバーサリー企画も、PRチームと一緒にアイデアを出しあいながら計画含め運営していました。全記事に目を通し、フィードバックしながら、私自身も記事を書き上げる、というなかなかなタイトなスケジュールでやらせていただきましたが、無事にフィナーレを迎えることができました!
どの記事も執筆者の人柄ややってきた業務について理解しやすい内容になっているので、ぜひ気になる記事があればご覧ください!

おしまい

能古島のお花畑が完璧だった。

振り返ると山盛りで、本当に色んなことに挑戦させていただいたと実感できました。
1つの領域における深さだけでなく、できることの幅みたいなものも増えた1年でした。同時に、これまで色んな人に言われていた"私の強み"と言われてきていた部分の点と点が線になった1年でもありました。

もちろんフルタイムで関わっている環境でも、QAエンジニアとして頑張っています。笑
弊社では半期に一度いわゆるMVP賞的なものを決めているのですが、上期下期共にありがたいことにバリュー賞、準グランプリをいただきました。(正直私に、というよりチームの代表という感じだと思いますが、一応本業QAエンジニアもちゃんとやってます!笑)

ずっと、「お客さまに繋がること全部やる!」という思いを持ち活動してきましたが、30歳を目前にその想いを体現できる状態に近づけたのではないかと少し嬉しいです。
一方で、まだまだ足りていないことや課題も自分自身の中で明確に見えました。そのあたりはまたこれから強化していきたいと思います。皆さまご指導のほど、よろしくお願いします。

最近『miisanの仕事のやりがいってなんなんですか?』を連続で問われる機会が重なり、うむーとなりました。
大前提で"お客さまのために価値が届いた瞬間"的なことはあると思いますが、それは芯をとらえていない気がしていて。少し考えた結果、一番近いのは『10歳の自分と再会した時、絶望されないか。』な気がしました。
私は大人になるのが怖いと思ってずっと学生時代を過ごし、社会人になりました。だからあの頃の自分に安心して大人になっても大丈夫だよ、って言えるような人生を送りたいと、どこかでずっと願っている気がします。

話は変わりますが、どこかで聞いたのですが、『人生とは18歳までに自分で自分にかけた呪いを解いていくこと』という言葉を聞いて、それにすごく納得しています。私は特に強い2つの呪いを自分にかけています。
1つは、"自分は長生きしない"という呪いでした。なぜか長生きしないと思って生きてきたのは、幼少期から理不尽に人が亡くなっていく場面に多くふれてきたせいか、私も同じように長くは生きれないのだろうと勝手に思っていたからです。だから短命でも、人に迷惑をかけないためにはどうしたらいいか、生きていると実感するにはどうしたらいいのか?そういうことばかり考えていました。ただ最近になって、『もしかしたら長生きしちゃうかも、、?』みたいな新しい思考が湧いてきた自分がいます。というか"生きる"と腹を括らないとダメなのかもしれない、、と思いました。
つまり1つ目の呪いから解放され始めていて、20代まで生きてきた自分は第一章で、第二章が始まる気がしていて。だから、『家を買う。』という大きなイベントを行い、私はこれから長生きする決意をしました!(いい話)
2つ目の呪いからは残念ながら解放される気配はなさそうなので、この呪いからいつか解放されることを願ってます。この呪いは私一人の力では祓えない強力な力を持っているので、この呪いから解放してくれる出会いが来ることに期待です。

まだ30歳になるまで少しだけ時間があります。
すでに始めているチャレンジもありますが、これからも自分の可能性は広げていきたいので、新しい挑戦をお待ちしています。
ぜひ「こいつ面白い女、、、」と思った方はメッセージください。もちろん新しいお仕事にはいつだって興味津々ですし、お仕事の相談ものっているのでご気軽にどうぞ。DM はこちらから。
そして一緒に働ける仲間も大募集しておりますので、お話しするだけでも、一緒に色んな形でコラボしたりできると面白いと思っています。フルタイム、副業いろんな形があると思うので、ご相談ください!

そしてここまで読んでしまって旅行に行きたくなった方、あなたにぴったりの旅行プランを弊社のトラベルコンシェルジュが提案してくれるはずです!いつでも声をかけてくださいませ!!

それでは最後までご覧いただき、本当にありがとうございます!Have a nice trip!!

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