【北海道1人女子旅②】韓国人に喧嘩を売られる編
今回は1日目から2日目、3日目にかけての富良野編。
北海道旅で私が一番に行きたかった富良野、美瑛町。
学生時代、映画「糸」を見て美瑛町の存在を知り、そこからあの広大な土地への憧れがありました。
富良野でも、面白い出会いや経験、そして富良野に来るきっかけになった映画「糸」にまつわる出会いも。
ほっこり+ちょっとクセ強な面白い富良野編、ご覧いただけたら嬉しいです。
素敵ご夫婦が営む、北の国からゲストハウス
千歳で回転寿司を食べたあと、目指すはひとまず北海道で一番行きたかった富良野、美瑛町。
実は、今旅での愛車、黒の軽自動車ちゃん。
格安レンタカーで借りたこともあり、ナビなしBluetoothなしAUXもなし、シガーソケットなし。
ということで、電気屋さんに寄ることに。
ちょっと痛い出費でしたが、後々使うことを考えて持ち運び用スピーカーとシガーソケットに加え何故かワイヤレスイヤホン等々も買い込みました。
この時点でとっくにお昼過ぎ。行き当たりばったりノープランなため、急いで本日の宿を探すことに。
美瑛町のGoogleMAPで高評価リーズナブルなゲストハウスを探し当て(ここでもGoogleMAP信者具合しっかり発揮)、TELで予約。
「はいはいはーい!!」って感じの、あまり細かいことは気にしなさそうな威勢のいいおじさんが快く宿泊を受け入れて下さいました。
そこから、車を走らせること約2時間。
富良野についてから、まずは夜ご飯を食べることに。
お昼に続き、またまた回転寿司へ。
富良野は意外と夜空いているお店が少なかった。
港町から離れている富良野に、唯一ある回転寿司「トピカル」。
トリトンみたいに、100円回転寿司よりも少しいい値段でいいネタが食べられるお店。
店内はアナログで、そんなに新しくなくて、それが私のツボに大ハマり。
小さいころに大好きなおじちゃんとよく行った回転寿司のローカル感を思い出し、懐かしくなりました。
あたりは暗くなり宿に到着すると、韓国人メンズ3人組が共有スペースでカップラーメンを食べていました。
宿主であるご主人と奥さんに、明日の美瑛の観光コースを教えてもらい、部屋にチェックイン。
ご主人は電話の通り、寛容且つ威勢が良い方でとても話やすい。
女子一人なことを気遣って、「今お風呂あいてるよ!」と教えてくださったり、奥さんは「洗濯物はおばちゃんが見ておくから。」などと、本当にほんとうに良くしていただきました。
お部屋でゆっくりしていると、コンコンとノックされ、貰い物だという富良野産アスパラの塩ゆでを持ってきて下さいました。
今が旬の、大きくて根元まで柔らかくてぷりぷりのアスパラガス。
塩ゆでだけなのに、めちゃめちゃおいしかった!!💚💚💚
ホテルでは味わえないこういう感じ。
現代で薄れてきている人情や昔ながらのあったかい心意気、心遣いが、旅!!って感じでとても嬉しかったです。(心に寅さんを飼っている)
そうそう、旅でこんな気持ちを経験したかったんだよねー、っていう思いでした。
そして滞在中、最初に会った韓国ボーイズと何度もすれ違う。
ご主人の話によると、ツーリング旅で韓国から船で日本に渡ってきたとのこと。バイクのナンバーも韓国ナンバー。友達とツーリング旅なんて、若い時期にすると一生の思い出になるよなあ、と微笑ましく思いました。(多分同世代だが)
すれ違う時も、全然横柄な感じではなく、女性一人のこちらを気遣うような、感じの良い3人組でした。
限りあるお風呂や洗濯機の取り合いにはなったけど🫶
翌朝。
この宿はリーズナブルなのにも関わらず、朝食付き!!
ゲストハウスらしく簡単なトーストとベーコンエッグを自分で焼くスタイルなのだけど、ジャムが数種類置いてあったり、きれいにセッティングしてあったり、コーヒーと紅茶から選べたり、、、
ホスピタリティをも感じる宿。
細かいことは気にしないおおらかさと、でも細やかな気遣い気配り心配りが同時に存在する、ご夫婦のお人柄がそのまま出ている空間でした。
人を安心させる懐の大きさが故に、同時に痒い所に手が届く細やかさを持っている。
真の懐の広い大きな気持ちの良い大人になりたいと思いました。
朝食を食べていると、周りには「北の国から」グッズがたくさん。
ご主人は北の国からが好きで美瑛町に移住してきたらしい!
そして美瑛町に来たきっかけの映画「糸」の話をすると、
なんと、以前美瑛内の他の場所でされていた宿が映画のロケ地に使われたらしく
映画にまつわる書類や出演者のサインを見せて下さった‼
うれしいご縁。
駐車場に停めてある大きなキャンピングカーで、奥さんと二人、今月末から旅をするんだって。
本当に素敵な憧れスローライフを歩まれるお二人。
お二人の織りなす布に包まれ、気持ちがほっこり暖まりました。
外国人であふれる美瑛観光地巡り~韓国人美女に喧嘩を売られる~
宿を出ると、昨晩ご主人に教えていただいた美瑛観光コースを回ることに。
山からの水を無料で組めるスポットに行ったり、有名な青い池に行ったり。
どこもかしこも、外国人(とくにアジア系)で埋め尽くされていますね‼
途中で人生初きつねとも出会いました。
駐車場で車を出たら真後ろにひょっこり現れてくれました。
そのあと美術館に行ってみると、そこで出くわしたのが韓国人の母子3人組。
今どきなインスタグラマーっぽいハイセンスな親子。
そしてこのあと事件は起こる‼️👀
彼女らが恐らくインスタに乗せるであろう全身ショットを、美しい絵画の前で撮影している最中、同世代位の娘①が私のほうへ向かって歩いてきた。
周りにそんなに多くの人もいなかったため、「通れるよねー」くらいの緩いテンションだったのだが。
娘①は、
フラメンコを踊りながら通れるほどのスペースがあるにも関わらず、なぜか
「そこをどけよ」
と言わんばかりの無言の圧で、正面からぶつかってきたのだ‼💃
それに対しムキになる子供心+面白がる悪戯心がめきめきと芽生えてくる私。
「ぜってぇどかねえ」
という気持ちと、
それを悟られないようなサラリとしたお顔で立ち往生を決めた。(そんなもん決めるな)
私の目線は絵だけれども、もはやその絵は私の意識上に全く存在していない。
この戦い、誰よりも何よりも一番絵に申し訳ない。
このアホすぎる対決に、何の意味があるのか、そしてどちらか勝利するのか。
結果、
無言の圧をかましてぶつかってきた韓国人女子に対し、絶対にどかない、ぶつかられてもブレない日本人女子。
武士道を彷彿させるような(絶対違う)、体幹強度日本代表かのような姿勢を貫く日本人女子を見て(これも絶対ちがう)、
彼女も「えっ…」と困ったような、
そして
「こいつ視野がライオン並みに狭いのか?」
「皮膚感覚はあるのか?」
と心配になるような表情で避けて行った。
いいえ、
ここまで前方の絵画を見ているようなフリをしながらあなたとの戦いを事細やかに把握しているのですから。
シマウマのように視野は広いです。
結論、体幹の強度と視野の広さ、あとは気持ちでどうにかなることの証明。
WINNER✊
🦓🦁🦓🦁🦓🦁🦓🦁🦓🦁🦓🦁🦓🦁🦓
だがしかし。ここはサバンナではなく富良野。
ここで勝ったところで何の戦利品も生み出さ無い上に、誰がこんな国際対決を見たいのか。
WBCとは天と地ほどの差のこの戦い、きっと大谷選手には鼻で笑われ、ダルビッシュには呆れられる。
だからという訳ではないけれど、帰りの千歳空港では栗山監督の本を一冊買いました。
彼女もきっと異国の地で今頃、「まじでくだらん」と思っていることでしょう。いや、思っていてくれ。
とっても素敵な観光地巡りでしたが、人出も多く、ちょっぴり疲れた2日目でした。(自業自得)
上半身裸のパニックな外国人と一晩二人きり生活。
ということで、美瑛観光後、夜ご飯を食べて本日の宿に向かうことに。
行ってみたかった富良野のカンパーナ六花亭と富良野チーズ工房。
六花亭はお土産が沢山、景色が見渡せる広々店内にワクワクしました。
夜ご飯はスープカレー!!
自称カレー依存性カレーオタクの私。ここのスープカレーとても美味しかった!!
ご飯の後、富良野にあるあゲストハウスに到着。
見た目は小さめの一軒家。
疲れとともに重たいスーツケースを抱え中に入ってみるが、誰もいない。
ん??
しばらく待ってみることに。
すると、突然英語が聞こえ出し困惑気味で近寄ってきたのは、風呂上りのタトゥーがたくさん入った上半身裸の欧米系外国人男性!👀
(タトゥーに慣れていない日本人)
若いしガタイもいいため少しビビった。
何やら混乱している様子。
彼はお手伝いに来ている従業員で、本日は宿主不在。
予約を見ておらず(前日ネット予約ですものね。ごめんなさいませ。)
玄関もリビングもキッチンも風呂も部屋もぐっちゃぐちゃの状態だった。
会話も通じない上にパニックになっている彼が少し面白くなった私は、
「コチラでマッテテクダサイ」と焦りながらも丁寧に案内してくれた、彼の荷物まみれのリビングでとりあえず寛ぐことに。
だがすごいのは、ここからの追い上げ。
彼は、10分ほどで私の泊まる部屋を綺麗に片づけ、その後全部屋が見違えるように掃除されていた。
しかも、英語で「先ほどは失礼しました。予約を把握しておらず、申し訳ありませんでした。どうぞシャワーもお使いください。何かあったらいつでもお声かけ下さい。」的なメールを送ってきてくれた。
彼の姿勢を見て、「外国人なのに(以前見たNYボーイズの部屋は悲惨だった)、日本人が綺麗と思う部屋の片づけができるのは、すごいよなー。正直で誠実な接客だなあ。」と感心しました。
宿主さんが教えられたのかなあ。
その日は隣の部屋で彼が寝ているため、物音を立てないよう大人しく過ごし、翌朝は誰もいなかったため早々に失礼することに。
次の目的地、帯広に向かっている最中、彼から英語のメールで
「朝は買い物に出ていてすみませんでした。ありがとう。」的な文章が送られてきた。
少し戸惑いはしたものの
一期一会、これもいい経験だと思い、
富良野の思い出を抱きしめ、次回。向かうは道東、こんにちは警察編です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました🙂↕️🫶🏻