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手にしている選択肢は「やる」か「やらないか」だけではない

こんにちは。ライターの矢島美穂です。

先日の投稿でもちらりとお話したのですが・・・先日よりコーチングを受け始めました。

上司からの宿題

コーチングしてくれるのは、信頼している元上司。
これまで2回のセッションを終え、前回は最後に宿題を出されました。

次のセッションがある2週間後までに、試しに石を投げてみてね。もし投げられなかったら、何が邪魔して投げられなかったのかを自分なりに考えてみてね。

今後に向けて、迷いが出て、動きが鈍りがちな私に、上司はこんな風に宿題を出しました。
きちんと狙って、相手にアクションしてみろ、というわけです。

結果的に、この後、私は宿題に向き合ってアクションを起こすことができたわけなのですが・・・。
サラリと流していたこの宿題の出し方、実は画期的なんじゃないか・・・って。

良い「問い」が導くもの

私という人間は、こんな性質を持っています。
●「~すべき」「~しなくてはいけない」と思いながら意思決定することが多い
●足を踏み出す時に逃げ場を用意してからやっとこさ一歩足を出す(そしてそれが潔くないと感じている)

そんな私にアクションを求める際、元上司は「アクションできなかったらそれはそれでいいから、その場合は“どうしてできなかったか”を考えてみて」とおまけをつけました。

私はコーチングのプロでも何でもないので、これが「常套句」なのか、はたまた私という人間を見越して「カスタマイズされたワード」なのかは不明なのですが・・・どちらにしろこのおまけが、抜群な効き目を放っていたのではないか・・・と思ったわけです。

まず、元上司は「やらなくてもいい」と言いました。これって、私に用意してくれた一つの逃げ場。この時点で追い詰められることなく、ちょっと気が楽になります。
でも、単なる逃げ場づくりで終わらせずにいてくれたのが次の一言。
「できなかったら“どうしてできなかったか”を考えてみて」―。

そもそも、「行動するorしない」の2択だと、とても苦しく感じる人や場面が少なくないかもしれません。
また私の場合、もし「行動する」ことを選んだとしても、おそらくまた「宿題を”やらなくてはならない”」モードが発令されることでしょう。それは「やりたい」気持ちから選んだはずなのに、どこか「義務感」もぬぐい切れず「本当にやりたかったのか?」と疑ってしまうかもしれません。

けれど、「やれない=ダメだった」という結果だけではなく、その向こうに「その場合はアクションできなかった原因を考えてみる」というオプションが付いた瞬間に、選択肢は「行動する/しない」から「行動する/行動できない原因を考える」という言葉に形を変える。
つまり、どちらも「未来につながる行動に結びついている」ということ。
どちらの行動の先にも希望があって、そのうえで「行動する」という選択肢を選んだ気持ちは、とてもすがすがしいものでした。

飛び立てないのは、心の荷物が重いからではなく、重い荷物を抱えていることに気づかないから。
荷物の正体に気づきさえすれば、それを上手に積み直してバランスをとることもできるし、誰かと手分けして荷物を下ろすことだってできるかもしれない。

私はキャリアや生き方を考える、というテーマでこのことに気づきましたが・・・これって、あらゆる場面に取り入れられるはず。

毎日早起きをしよう!と思ったのに続かなかったとき。「どうしてできなかったんだろう?」と考えてみる。
子供が宿題をなかなかやらないとき。「どうしてやる気にならないんだろう?」と問いかけてみる。

「できる」「できない」=「白」「黒」の二択ではなく、「白」「未来を白くする」の二択に置き換えると、自分も相手も責めることはなく、未来にはご機嫌な進化しか待っていない、そんな状況が作れるのかもしれません・・・!


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矢島 美穂|本の言うことを聞くライター
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