サイバー犯罪からどう守る?サイバーセーフティー講座に行ってきた。
おはようございます。
美帆です。
昨日の続きです。自分の復習も兼ねてまとめてみます。
さて、今や、子供が中学生になったならば、スマホ当たり前の風潮ですね。
オーストラリアでは、授業内で、はいじゃあコレちょっとスマホで調べて。なんてこともあるらしいです。
一昔前の、いや、うちはそんな子供にスマホなんて与える余裕ありません。なんていう余地すらない。
もはや、授業における、鉛筆とノートの存在になったいるように感じます。
スマホや、インターネットって、身近になりすぎて、
いやいやいやそんな言うけど、普通にちょっと遊ぶ程度なら大丈夫でしょ~。
被害なんて大げさでしょ。
家の子は、親と連絡とるためだけにスマホ持たせてるだけだから大丈夫。
なんて思っているお母さん。
かれこれ20年前の事、出会い系サイトなんていうのが流行ったの覚えてないでしょうか。
出会い系で出会った人と、会おうよってなって会ってみたら、誘拐されただ、自殺系だったなどいろいろ事件になりました。
あの時はまだ、出てきたばっかりで、私たちはおっかなびっくりで使っていて、そういう事件に巻き込まれる人たちは、まあなんというか新しい物好きみたいな、刺激欲しい!みたいな、おませなそんな感じの人たちでした。
私たちは、徐々に徐々に携帯電話が進化していく過程を見て、徐々に慣れていきましたが、
今の子供たちは、生まれたときからスマホが身近にあり、生活の一部になっています。
中学生になったから、はいガラケー。とはいかないわけです。
そしてスマホを渡した瞬間、私たちは、子供に大人の、私たちでも知らないような世界を見るルーツを与えてしまっているんですよね。
一つ、シャチョーが教えてくれた、恐ろしい事例。
--------------------------
ある、高校3年生の男子が、16歳の女子とオンラインで知り合いました。
二人は会おうよと言うことになり、実際に会いました。
女の子は夜、家を抜け出して会うことにしました。
会ったその日、二人は、体の関係を持ちました。
そして、男子が女の子を家まで送っていくと、母親が起きていて、
母親、事情聴取。
お母さんは警察に連絡しました。
男の子は、逮捕されることになりました。
そして、18か月の懲役を入りを言い渡されました。
なぜこんなことになったかと言うと、
この女子は実は14歳だったのでした。
18歳以上が16歳以下と体の関係を持つと、犯罪になってしまうんです。(オーストラリアでは。日本では18歳?)
彼女は、16歳だと歳を偽って登録し、彼にも16歳だと言っていたそうです。
警察は、事例が欲しいため、この件を重く見て、18か月の懲役を下したかったようです。
男子高生の親は、パニックでシャチョーに電話してきて、
シャチョーは必死に彼女が彼に16歳であると伝えた証拠を探し出しました。
シャチョーのおかげで、男子高生は18か月の懲役は逃れたものの、
彼は前科持ちになってしまいました。
彼はとっても賢くて、医者なる予定でした。
その夢ははかなくも散ってしまったでしょう。(多分)
(日本の犯罪対象年齢を調べていたら、似たような事件が。21歳の大学4年生。箱根駅伝でトップを走り、何度も表彰されている優秀な学生。出会い系アプリで出会った、18歳の女子高生と体の関係を持ち、のちに17歳だったと判明。青年逮捕)
メディアでどう報道されたかは知りませんが、21歳と言ったら、思春期真っ只中。
18歳以下が犯罪になると言うことをどれだけの青年が知っているかも疑問ですが、知っていたとして、アプリで、18歳以上女子と言う条件で探したのかもしれない。
男子が好みな女子に18歳と言われたら、別にホントにホントにホントにホント?なんて確かめないでしょ。
それでも彼は、前科持ちになってしまったんです。
こんなに簡単に。
▼本題です。
#遅い
まず、サイバーセーフティーの会社のシャチョーが教えてくれた。
親が知っておくべきこと。
⋆これは私調べではありません。サイバーセーフティーに20年以上携わって、とてつもない数の被害者を見てきた、サイバーセーフティーの会社を運営するシャチョーがわざわざまとめてくれた資料です。
① アプリに登録されている子供の年齢をしっかり把握すること
フェースブックやインスタグラムなどプラットフォームによっては、登録時に生年月日を入れることがあります。
(オーストラリアでは)13歳以下はアカウントを作れないことになっています。
しかし、13歳以下がフェースブックのアカウントを持つことは違法ではないので、
登録時に嘘の生まれた年を入れて、10歳だけど、13歳と言うことにしてアカウントを作ることも可能です。
問題はこの場合、この子が15歳になったとき、フェースブック上では、18歳と言うことになっており、18歳以下は見れないコンテンツが入ってくるようになります(出会いサイト等)。歳をごまかしてアカウントを作った場合は、13歳になった時点で、正確な歳を入れるようにしましょう。
② 友達リクエストを承認するときはよく考えることを伝える。
お兄ちゃんやお姉ちゃんの友達だからと言う理由だけで、友達の申請を承認する必要はありません。
以前「性教育」のセミナーを受けに行ったことがあります。
そこで衝撃を受けたのは、性的被害の多くは「知り合いの年上の男の人(お兄ちゃんの友達や、近所のお兄さん)が多いということ。
お兄ちゃんの友達。近所のお兄ちゃん。気を付けたいです。
③ 子供が好きなSNSを知りましょう。
フェースブックなら、フェースブック、TikTokならTiktokを知っておきましょう。知らないものを使っているようなら、子供に使い方を教えてもらいましょう。ブロックの仕方、通報の仕方も知っているか教えてもらいましょう。
④ 子供の写真をシェアするときは、シャアしていいか子供の許可を取りましょう。
これをすることで、子供が大きくなった時、他人の写真をシェアする際、ちゃんと許可を取るマナーを覚えます。
*写真を勝手にシェアすることで起きる問題は数知れません。
⑤ R-指定などの制限を守りましょう。
オンラインゲームで遊ぶ平均年齢は35歳です。
年齢制限は意味があってあります。18歳以下の子供がR-指定のゲームを遊ぶことは許してはいけません。
▼ 子供にスマホを与える時に、親がちゃんと教えておくべきこと。
オンラインゲームのプレイヤー(ゲームで遊ぶ人全般)になるにあたって、知っておくべきことです。
①個人情報をシェアしない
・ 実名またはそれに近い名前を絶対に使わない。
・ チャットでも本名を名乗らない。
・ 連絡先(メールアドレス、電話番号、住所)を教えない。
・ どの地域に住んでいるかも教えない。
ゲームでつながっているだけの関係にしましょう。
同い年だと思って遊んでいた相手が本当は40代のおじさんだったと言うことは往々にしてあります。
② 強いパスワードを使う
大文字、小文字記号を混ぜた難しいパスワードにしましょう。
③ プライバシーの設定を一番高いものにしましょう。
④ ブロックする、と通報するの機能をオンにしておきましょう
⑤ 休憩をはさみましょう。
⑥ 周りの迷惑を考えましょう。
⑦ オンラインゲームで知り合った人とは絶対に実際に会いません。
もしも、相手が会うことを強制してきた場合は、すぐに親または信頼できる大人に相談すること。
13歳以下は、もしも相手が他のプラットフォーム(TikTokなどビデオチャットのできるメディアなど)ただちに大人に言うこと。
⑧ 学校の友達や塾の友達など実際の世界での友達とグループを作れるように設定しましょう。
アプリについては、シャチョーはTiktokを毛嫌いしていました。
あのアプリは百害あって一利なしです。できることなら使わせないようにしてください。と力説していましたよ。
そして、男子においては、先程のような事故が多発しているそうです。
家庭で、性教育を早いうちからしておくのも絶対必要ですね。
それでは皆さん。またね。
頂いたサポートは全額、我が子の全寮制高校の寮代および学費に使われます。ド田舎に住む子供たちの応援お願いいたします。