SNS、ソーシャルメディアから子供たちを守るセミナーに行ってきた。
おはようございます。
美帆です。
先日、子供たちが以前通っていた学校で行われた、『子供のサイバーセーフティー』のセミナーに行ってきました。
#サイバーセーフティー =ネットの世界の安全性
こんな時、本当に学校を辞める時、丁寧に丁重に腰低くやめて良かったと思います。
けんか腰にやめていたら、ノコノコと参加できませんからね。
やっぱり、立つ鳥跡を濁さずですね。
さて、セミナーにはなんと、サイバーセーフティーの会社を運営しているCEO(社長!)がやってきてセミナーしてくれました。
すごかったです。
事例とか。
コンピューター関係の仕事できる人とあるあるなのかもしれませんが、ものすごいスピードで話していたので、まだ呑み込めていないところもあるのですが、熱と記憶が新しいうちに、シェアしたいと思います。
禁止事項を早い段階で決める。
我が家のルールですね。
シャチョーが言っていた、絶対に入れるべき禁止事項は
寝室とバスルーム(お風呂、トイレ)に持ち込むの禁止。
これは絶対です。
スマホや、タブレットから出されるブルーライトは眠りの妨げになりますし、もしも友達からピコンピコンラインが入ってこようものなら、安心して眠れません。
このブルーライトは、ストレスを高めて、鬱になったり、落ち着きを無くしたりということが科学的にも証明されているとか。
そして、バスルームに持ち込み禁止。
これは、セクシュアルな画像をとってSNSに載せてしまうと、法律上アウトで、お縄にかかってしまうから。と言っておられました。オーストラリアでは結構厳しくなったらしく、子供でも捕まってしまうらしい。
それは、例えば全裸じゃなかったとしても、下着の写真だったり、してもダメだそうです。
ビキニは?と言う質問が良く来るらしいですが、ビキニはそれが、プールや海で撮られたものならOKですが、お風呂や、それにふさわしくない場所で撮られたものはアウトだそう。
▼ シャチョーが気を付けてほしいと言っていたこと。
①何かの罰にスマホやタブレットを取り上げない
例えば、兄弟げんかをした。とか、テストの点数が悪かった、とかそういう理由でスマホやタブレットを取り上げて禁止すると、何か都合の悪いことがあったときに隠すようになる。と指摘していました。
これは、テストの点数が悪かったことを隠すぐらいならかわいいもんですが、例えば、誰か知らない人から変な写真が送られてきた。とか、知らない人とオンラインチャットでしゃべったら会いたいと言われたとか。そういうことを隠されると大変です。
スマホやタブレットを罰として取り上げていいのは、上記の約束事を破ったとき。
つまり、部屋やバスルームに持ち込んだ時です。
こういう時は、スマホ、タブレットを使う時の約束事を破ったので、3日間取り上げます。と取り上げてもよいでしょう。
②イヤホンを使わせない
オンラインゲームによっては、友達とボイスチャットができるものがあるそうです。
学校の友達とやっている分にはまだしも、知らない人(大人も含む)も簡単に参加できます。
子供がどんな会話をしているのか聞いていましょう。
③スマホ、タブレットなどは家族のスペースに置いておきましょう。
リビングルームかキッチンなどが良いでしょう。
私も、子供たちのスクリーンタイム(オンラインゲーム、テレビの時間)は子供たちの勉強部屋でやらせていましたが、これを聞いてから、リビングルームに大きいテーブルを置いて、そこでさせています。
④フェースブック、インスタグラム、ツイッターなどのソーシャルメディアに子供の写真や学校が特定できる写真を乗せるのはやめましょう。
これは世界中の人に、あなたの子供がどこの学校に通い、いくつで、と言うのをばらす行為です。とシャチョーは強調していました。
セミナーでシャチョーは「例えば・・」、と言って、彼女のスマホでちょちょっとインスタグラムに行き、見ず知らずの女性のページを開きました。
そして、何個かの投稿を開き、「彼女は〇〇州●●街に住んでいて、△△ちゃんと言う子供が、□□学校に通っていてます。去年の夏休みにはハワイに旅行に行って、○○と言う名前の犬を飼っています。先週はバレエの発表会でした」と1分かからずにこの見ず知らずの女性の情報を仕入れました。
シャチョーは続きます。「この情報を使って、私は学校に行き、△△ちゃんに近寄り、『○○(犬)が交通事故にあって、お母さんはVET(動物病院)に行ったから、お迎えに行って頼まれたの。』と近寄ります。△△ちゃんは、だけどあなたのことは知らない。と言うでしょう。ここで、『去年の夏ハワイで会った○○よ。覚えてない?あの時一緒に××に行ったじゃない。バレエの発表会はどうだった?お母さんから色々聞いたよ。』などと、2,3 誰でも知っているようなことでない話題を入れれば、すっかり信じてしまいます」と。
ぞくっとしましたね。
帰ってきてそそくさとプライベート設定になっていないアカウントからは子供の写真を消しました。
⑤親はいい見本になりましょう。
子供に寝室やバスルームにスマホ、タブレットを持って行ってはいけないと言っているのに、親がやっていたら台無しです。
親も、やめましょう。
私も夫に、トイレにスマホを持ち込むのはやめてもらうようにお願いしました。
⑥相手は24時間常に対応できるわけじゃないと言うことを教えておきましょう。
個人的にここはとっても大事だと思います。
ラインが普及した今、なんでもなくてもメッセージを送りあいます。
少しでも返信がないと、そわそわしたり心配したり、それ以外のことが手につかなくなったり、
もっと深刻になると、夜眠れなかったりしてきます。
既読スルーなどされたもんなら、どうしたんだろう、嫌われちゃったのかな。どうしようどうしようとなるかもしれません。
親としては、
もしかしたら、相手は今塾でスマホを取り上げられてるのかもしれない。
もしかしたら、親に、スマホを取り上げられたのかもしれない。
もしかしたら、トイレに落としたのかもしれない。
もしかしたら、スマホを置いて出かけてるのかもしれない。
もしかしたら、今大好きなテレビを見ているのかもしれない。
もしかしたら、寝てるのかもしれない。
もしかしたら、今彼氏と大喧嘩しているのかもしれない。
相手は、24時間、ラインの返信に対応できるわけじゃないし、あなたもすべてのメッセージに対応しないといけないわけじゃないことを教えましょう。
余談ですが、
オーストラリアではラインはまだ普及していないのですが、フェースブックのメッセンジャーキッズと言うのがあります。
シャチョーはこのフェースブックメッセンジャーキッズをとても賞賛していました。
これは、親同士がフェースブック上で友達でないと招待できない仕組みになっていて、親のフェースブックアカウントにつながっています。
相手の子供が自分の子供を招待すると、私のところに通知が来て、私が承認するようになっています。
子供の会話は親も見れるようになっています。
長女11歳にはまだスマホを持たせていないので、メッセージを確認するには私のスマホを借りなくてはいけません。
私はスマホは使っていないときは、いつも机の上に置いているようにしていて、メッセンジャーキッズにメッセージが来たときはそのまま(待ち受け画面のメッセンジャーキッズアイコンがメッセージ通知したまま)にしています。
長女はそれを見て、あ、メッセージ来ているなと確認しますが、その時別のことをしていたら、無視します。
それでいいと思っています。
おませな女子たちがいろいろとグループを作っているようで、仲間に入れてもらっているようですが、グループが多すぎて、全部に返信するのが大変と言うので、全部に返信しなくてもいいんだよ。あなたの時間はあなたの物なんだから。と伝えています。
メッセージを送っている相手だって、暇だからちょっと送ったノリです。
そんなのに一々返信していたら、あ、この子はいつでも返事をくれるな。と言うラベルを張られてしまいます。
相手が、怒りを感じるのは、そのラベルを裏切られた時です。いつもすぐ返してくれるのに、返してくれなかったときに、まず、相手は不安になるでしょう。不安は怒りに変わりやすい感情なので、それが怒りに変わります。
最初から、返信不要なメッセージには返信しないことです。
日本はラインが子供たちの間でもすでに普及しているので、フェースブックメッセンジャーに今から乗り換えるのは難しいところじゃないかと思います。
さらに余談ですが。。
私の子供時代、私の区域ではほとんどの子供が区立の中学校に進学しました。
小学校時代の友達はほとんどみんな同じ中学校でした。
小学校時代からいじめっ子気質のあった友達もともに同じ中学でした。
いじめっ子気質の子はやはりボスになりました。
そして、いじめられる対象はグルグルと回っていました。
私たちの時代、いじめと言ったら女子は大抵仲間外れ(ハブると呼んでいた)でした。
私たちはハブられたくがないため、その子の機嫌を損ねないように遊んでいました。
(ちなみにその子は、中3の時、いじめられた側(多数)の堪忍袋の緒が切れて、立場大逆転しました)
きっとあの頃、今のようにスマホが普及していたら、私は気が気じゃなかったと思います。
ラインを無視しようものなら、明日からハブられるだろう。
友達が私を抜きにグループを作ろうものなら、どうしてどうして。と不安に思ったでしょう。
人は、本人を目の前にしてだと言えないことでも、その人の顔が見えないというだけで、誹謗中傷を簡単にするものです。
大人でもそうなんです。
まだ経験の浅い子供たちです。面白半分でやります。
今の子供たちは大変だなと心底思います。
それに伴って、私たち親が子供に教えておかないといけないことが増えているのも現状ですね。。
話がそれすぎました。
長くなりすぎましたので、続きます。
それではみなさん。良い一日を
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