[レッスン2] 日本人に難しい、aとuの音の違いを知って、通じる英語をマスターする
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このレッスンシリーズは、ホームスクーリングの英語ネイティブの我が子に英語を教えているうちに出会った、スペリング(書き)の強化教材がとても優秀なので、その教材をベースに作っています。日本人特有のわかりずらい発音などフォローしつつ、「聞き取れる」「書ける」「読める」「発音できる」を伸ばすレッスンです。
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動画を見て練習していただけたでしょうか。
コレね見てるだけじゃダメなんです。一緒に声に出して言わないといつまでたっても上達しません。
たかが発音、別にしゃべることはないし、読めて書けさえすればと思っている人も、是非一緒にリピートして練習してみてください。読むのも書くのも楽になりますよ。
それではレッスン2。
これは私がベースにしている教材には載っていない私の独自のチョイスです。
と言うのも、これはネイティブには必要ないんです。
なぜかというと生まれた時から聞きなれた音だから。
a (ア)と u(ア)の違いなんて明々白々。
しかしながら私たち日本人には同じに聞こえるんです。
外国語だから仕方ありません。
例えばApple とUmbrella のAとUの発音の違いです。
私にはどちらも「ア」にしか聞こえません。
無理やりどうにか違いを出そうとして、Appleは「エ」に近いアで発音してみるなどしてセコイ技を使ったりもしますが、結局正しく発音することはできませんでした。
これに気づいたのは実はごく最近で、オーストラリアに住んで20年、a とuの発音なんて気にしないでやってきましたが、通じなかったのはこれらのせいだったのか!!と気づきました。
気づいたきっかけは、このレッスンで使っている教材を使いながら子供たちにスペリングを教えている時です。
書き取りのテストをするのですが、「Cup」と言うと「Cap」と書くし、「Stamp」と言えば、「Stump」と書きます。いつもaとuで間違えていました。
次女はもう半ばあてずっぽうで書いている感じでした。
そして長女に『お母さん「Cap」と言っているよ「Cup」でしょ?お母さんの発音が間違っているんだよ。』と直される始末。
ここにきて初めて通じなかった理由が判明しました。
日本で英語を習うとき、RとLの発音の違いを指摘されることは多いと思います。日本語には「ら行」はすべてR ‐「RA RI RU RE RO」です。「LA LI LU LE LO」とは書かないし、もし書いてあっても、やはり同じように「らりるれろ」と読むと思います。
日本語には英語のLの発音がないんです。
当然ながら、Lの言葉をRで発音してしまうと通じません。
例えばLove をら行の「RA」で発音してしまうと「Rub」(意:こすり合わせる)になってしまいます。
それでも、RとLはわかりやすいんです。
舌の使い方の違いなので、注意すればすぐに治ります。(これは次回にでも)
しかしながら、aと u の「ア」の音は何回聞いても「ア」なのです。
それでも、違う音を出しているのだから、どこかに違いはあるわけです・・・
[a] と [u]の違い
下に張ってある動画を見てほしいのですが、説明が英語なので、要点を書いておきます。(前置きはいらない方は、動画2分辺りから見始めると良いです)
[a] と[u] の共通点
どちらもショートサウンド(短い音)の母音です。
昨日のレッスンで母音は2音以上の音があるという話をしましたが、母音の一つ目の音はShort vowel(短母音)と呼ばれる音で短く切れるように発音します。(動画2分4秒あたりから)
[a] と[u]の相違点
[a] - 発音する時、口を指2本分ぐらい開く。
[u] -発音するとき、口を指1本半ぐらい開く。(動画2分15秒あたりから)。2本と一本半、どちらも大して変わりません。だから音がとっても似ているんだ。と動画の彼も言っています。
[a] - 発音する時、口の幅が黒目の幅まで広がる。(横に広く広がる、口角を上げる)
[u]- 発音するとき、口の幅が狭い。顎を落とすような感じ。(動画3分15秒あたりから)舌の位置
[a]- 舌が下の前歯の後ろに付くように前のほうに位置している。
[u]- 舌は奥に引っ込んでいる。(動画5分25秒あたりから)舌の位置
[a]- 舌の位置は下の歯より上に位置していて、発音した時舌が歯の後ろに見える。
[u]-舌の位置は舌の歯より下に位置していて、発音した時に見えない。(動画6分50秒あたりから)
この3つを押さえたら、[a]と [u]が全然違う音になりました!
そして次女もちゃんと聞き取って書き取りできるようになりました。
ただしく発音できるだけでなく、音がわかるので、書き取ることも容易になりました。そして読むことも。
動画を張っておきます。ぜひ見て練習してください。
そして、昨日の動画はマスターするまで何回も見てくださいね。
それでは皆さん。また次回。
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