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今週のサステナブルファッションNews!

約3年ぶりのNote。
久しぶりに更新しようと思ったきっかけは、2つ。

1. ヨーロッパで注目のサステナブルな規制であるESPR(持続可能な製品のためのエコデザイン規則)が正式に施行されたこと

2.サステナブルファッションのNewsを、Linkedinを中心に届けているLydia Brearleyから、公式に翻訳版を出していいとの承諾を得たこと

サステナブルファッションに関わらず、日本では、気候変動や、サステナビリティ関連の規制、ファッションニュースなど、日々の情報量が圧倒的に少ない。そこで、少しでも情報を届けられたら、という思いで、サステナブルファッションニュースを出来る限り書いていく。

さて、早速。

EUのESPR規則が正式に施行

7月18日(木)、EU市場内で流通する、製品の環境要件を定めるESPR(Ecodesign for Sustainable Products Regulation/持続可能な製品のためのエコデザイン規則)が正式に施行された。この規制のハイライトとしては、下記の通り。

  • 商品に循環型モデルを取り入れること

  • サステナビリティに関する情報を掲載したデジタルプロダクトパスポートを付与すること

  • リサイクル素材をより多く製品に含むこと

  • 耐久性があり、再利用可能なこと

  • 在庫の廃棄禁止

  • 資源を最小限に抑え、エネルギー利用も抑えること

  • ライフサイクルにおける炭素排出量など、環境フットプリントを最小限に抑えること

PUMAのリサイクルジャージ”RE:FIBER”プログラムが拡大

https://about.puma.com/en/circularity/refibre

PUMAグループは、テキスタイルからテキスタイルを作るRE: FIBERプログラムを拡大し、PETボトル由来のリサイクルポリエステルの依存を削減。
リサイクルには、生産の過程で出た切れ端や、使い古された衣類を使用している。世界初、24/25のシーズンで、EuroとCopa Americaトーナメントのジャージは、Re:Fiberで作られたものを提供する。

PANGAIA初の路面店をロンドンにオープン

https://uk.pangaia.com/pages/pangaia-carnaby-street

マテリアルサイエンス企業であり、サステナブルファッションブランドの先駆けであるPANGAIAは、ロンドンのカーナビーストリートに初の単独路面店をオープンした。PANGAIAは、2018年にMiroslava Dumaによって設立され、ウィル・スミスやレオナルド・ディカプリオなどが投資家としてバックアップ。パンデミックによりカラフルなラウンジウェアが爆発的に売れたが、2022には$50ミリオンの営業損失を出している。ミッションは”To ensure every product is better for the planet than if it did not exist”(すべての製品は、それが作られなかった場合よりも地球によってより良いものにすること)を掲げている。

リセールプラットフォームDepopが販売手数料廃止

https://blog.depop.com/articles/us-depop-fee-change

今年の初めには、イギリスでも既に開始されていたが、Z世代に特に人気のリセールプラットフォームDepopでは、10%の販売手数料を撤廃した。これにより、多くのセラーが販売する事を狙っている。

SHIENのIPO廃止署名”SAY NO TO SHEIN”に3万人以上が署名

https://www.saynotoshein.com/

ロンドン証券取引所へのIPO申請を阻止しようと、英国政府に求める「Say No To Shein」キャンペーンが、小売業界の第一人者Mary Portasの支援を受け、現在36000人以上が署名をしている。


今後も、このようなニュースを読みたいかたは、♡で教えてください。


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