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擬人化

蒸し暑い。

家に帰ってドア開けた瞬間に籠った熱風が身体にまとわりつくあの感じ。
熱地獄の扉、サウナの入り口付近に近いレベル。

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会社のパソコンが新しくなった。

今までが古すぎたので、気持ち的にはやっと新しくなったという感じだが、やっぱり新しいモノは自分自身さえもレベルアップしたかのような気持ちになる。

新品のマウス、キーボードが固い感じとかが、ここに連れて来られて、“まだよそよそしく人見知りしている新人くん”みたい。

わたしはモノに対して、
よく擬人化してしまう傾向がある。

スマホやパソコンの耐用年数って家電に比べるとわりと短いので、慣れたと思ったらすぐに買い替えの時期がやってくる。

いろんなことを処理しなくちゃいけないから脳みそがすぐに詰まっちゃうのかな?

ギターなんかの楽器はものすごく長生きである。
しかも、長く使うほどに価値も上がったりする。

ちなみにうちにあるレスポールは歴史は浅いが生意気なので、アコギばっかりに夢中になってると、時々機嫌が悪くなったりする。

最近は夜に触ってあげるようにしている。

最初は『こんな家に来るつもりじゃなかった』と言わんばかりにふくれていたが、段々諦めてくれたのか最近はいい音をたまに出してくれたりする。
(ホントはわたしが上達しただけ)

モノに対して擬人化しちゃうクセは、
小さい頃からあった。

よく掃除機や電子レンジに話しかけてたりした。
今思えば、ちょっとアブナイ子だったのかもしれない。

両親が共働きだったので、普段は妹と一緒に家族の帰りを待っていることが多く、寂しさを紛らすためとか、妹が退屈しないように知らないうちに擬人化して一緒に生活しているフリをしていたのかもしれない。


実際、擬人化するとモノに対して愛着が沸くし、
楽しい時間が過ごせるから私自身は今も気に入ってそうしている。

きっと、おばあちゃんになってもそうしてるから、早くにお気遣いをされるようになるだろう。

おしまい。
※今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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