同じ言葉なのに性質が異なる
仕事で平塚に行ってきた。
電車の中から海が見えた。
久しぶりに海を見た気がする。
ヨットに乗って楽しんでいる人がいた。
ヨットの帆をはためかせて風に揺られながら進んでいる光景がとても気持ち良さそうだった。
ヨットなんて乗ったことないけど、
きっと操縦するのって難しいんだよね...。
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先日、わりと短い期間で同じ言葉を使った。
“心の中で鍵をかける”
ひとつは、ある人とお話をしていて、
全く意見が噛み合わず、此方がいろいろと譲歩しても向き合ってもらえず、その人が放つ空気感というか、わたしの中の本能的で野性的なものが拒絶と嫌悪感でいっぱいに満たされてしまったときに、
『あぁ、もう受け入れることができないなぁ...』と思い、
“心に鍵をかけなきゃ”
と独り言のように呟いた。
もうひとつは、結構偉い立場の人が、普段はまわりの人達の手前、いつも険しい顔つきで話している姿しか見たことがないが、たまたま用件があって、わたしと2人きりになる機会があったとき、鞄の中から、ある漫画が入ってるのを偶然見かけてしまい、『お好きなんですか?』と尋ねると、見たことのない笑顔で、『内緒だよ』と言われた。
あまりに意外だったので、
“心の中にしまって鍵をかけておきます”と返した。
同じ言葉なのに全く異なる意味合い。
内に秘めて大切にしておきたいことと、
完全に此方の領域に入ってこないように内側から拒絶すること。
気持ちの感じ方次第で、
こうも真逆な使い方になるなんて...。
言葉とはとても不思議なものです。
おしまい。
※今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
<今日のうた>
中学生の頃、友達が熱狂的なデーモン閣下のファンだった。
閣下のためなら、本気で死ねるとか熱っぽく語っていた彼女、今は二児の母です。
デーモン閣下×宝野アリカ「時空の迷い人」
(宝野アリカ...本名じゃないよね?笑)
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