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ジュニアアスリートから見る〇〇文化の衰退と捻挫の関係性

こんにちは、セルフケア・ヨガ講師の白井美穂です。
早いもので、2021年、今年ももう残すところ1週間ですね!本当に月日が過ぎるのは早い!!

今年は体育の授業、インターンシップ、部活動と様々な形で高校生とヨガをする機会を頂戴し、総勢約90名の東三河の高校生と時間を過ごすことができました。
私は今年で大手企業を辞め、ヨガ講師として働き始めて3年目になるのですが、ヨガ講師になるぞ!!と決めた時に一番に思い浮かんだのは、「部活動でヨガを取り入れてもらいたい!」ということ。すんなり叶うかなーと思っていたのですが、意外と時間がかかり、やっとやっとこの想いを実現する機会を愛知県立豊橋西高校の女子バスケ部のみんなに叶えてもらうことができました!!感無量。めちゃくちゃ楽しかったです。

部活動にヨガを取り入れてほしい3つの理由

1.成長期特有の体の変化に対応するため

ある程度技術がある子も、ジュニアアスリートと呼ばれる中学生から高校生の間は成長期という、体自体が大きく変化する時期にあたります。私も中学生時代は1年間で11cmも身長が伸びるという、成長期を経験し、洗面台を前にして身長伸びてるなと自覚をした覚えがあります。(洗面台が低くなった笑)

単純に身長が伸びる、体重が増える、この体の変化は毎日運動をしていてもタイミングや力の入れ方など、微調整をしていかないと体の変化によって動作性に影響が出てきます。普段の部活動で行うバスケや野球、陸上などの動的な動きの中で調整していくことはもちろん、ヨガのような静的な動きを通して自分の体の感覚をしっかり掴む時間は、動的な動きにも対応する力がついていきます。

また成長期、私たちの体は筋肉よりも骨の方が先に伸びるそうです。(これは生徒である整形外科の院長先生から聞きました。)骨の伸びに対して、筋肉が後から伸びていくことで体が大きくなる。ここで筋肉に柔軟性がない、かつ、筋トレなどの筋肉を収縮させるプレッシャーを与えるだけだと、筋肉が硬くなっているため、痛みが出てきたり、肉離れなどの怪我につながりやすい。
ヨガの中でもできるだけ筋肉の「伸展」を意識した柔軟性を高める動きを取り入れたり、自分でもストレッチができる力をつけることで怪我の予防につながります。

2.パフォーマンスの向上のため

これはまさに受け売りなのですが、Instagramを通してプロのラグビー選手と連絡をとっていて、(ラグビー日本代表はヨガを練習に取り入れています。)プロスポーツ選手がヨガを練習に取り入れる理由をお聞きした時にすごく納得したのでシェアします。

ヨガによって体の柔軟性がUPすることで得られる可動域の広がりを、トレーニングによって自分で動かす力をつけたときに、Mobility(動作性)が高まりパフォーマンスアップにつながる。

とのこと。私の解釈としては同じ足の長さの人がいたとして、可動域が狭いと一歩のストライドが狭く回転数だけで勝負をしなければいけない状態。股関節の柔軟性をUPさせることで、可動域を広がり、その可動域を自分の筋力で動かす、回転数を維持することで走るスピードが上がる。そんな解釈。

走るだけでなく、構えた姿勢から一歩踏み出す速さや距離、上半身の使い方によってはボールを捉えられる範囲も広がると思います。

3.メンタル面のコントロール

私が今年たくさんの高校生と関わらせてもらうようになり、自分が担当する生徒、関わった学生の頑張ることは「応援したい!」といろんな競技のいろんな試合を見られるだけ見させてもらった中で思うことは、試合に勝てるかどうかって技術力よりも精神力が大きいのでは?ということ。

高校生だった当時はそんなこと1ミリも思ったことなかったけど、客観的に試合を見てるとテンションの浮き沈みと試合の展開、そしてその試合で見た精神的な部分の変化は、、、たった50分の授業で行うヨガにもピッタリ同じことが現れています。

・50分集中力を維持できるかどうか
・難しいポーズが出てきたときにどういうモチベーションでいるか
・飽きてきたとき注意散漫になったときにどう元に戻すか

夏に見たみんなの試合(特に負けた試合)と同じことがマットの上で起きているなーと思っています。

〇〇の文化の衰退と捻挫の関係性

ここからは私の仮説です。
授業で豊川高校という私立の高校に行かせていただいているのですが、怪我が多い。1年間通して全員でちゃんとヨガをできた試しがない。
誰か骨折れてる!誰か捻挫してる!誰か怪我の術後!!
最初は「元気が有り余ってるんだなー」くらいに思っていたのですが、特に足の怪我が多いということに気づきました。

突然ですが皆様、最近正座しましたか?
和式のトイレ使いましたか?

私が子どもの頃は、習字教室で正座をしたり、法事などでも正座をする機会があったし、学校のトイレは(汚い)和式トイレ一択でした。

実はヨガの中で「正座」は立派なポーズの一つとして存在しています。そしてこの正座は、文化的なこともあり西洋人がとっても苦手としているのに対して、日本人はとても得意なポーズの一つです。
和式トイレの効果?もあってか、日本人が足首はとても柔らかいとされているのですが、、、

今年関わった高校生、足首がとてつもなく硬い!!正座はかろうじてできるものの、足首を屈曲させるポーズや動きがめちゃくちゃ苦手!キープさせると、途中でみんな痛くて勝手に辞めています笑

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捻挫になるのは、基本的には足首が外反、内反する動きが可動域以上(極度な状態)になったときに、靭帯や腱などが傷付き痛みが生じます。そもそもの柔軟性が低い、可動域をサポートする筋力が弱いと捻挫につながりやすいのでは?そんな風に思っています。

怪我をしてから、リハビリをするのではなくて、怪我をしない体づくりを学生と一緒にしていけたら嬉しいです。

東三河の中高生の部活動には喜んでお伺いしますので、お声がけいただけたら嬉しいです!もちろん、講演や授業も!!

【今年お世話になった高校】
豊川高等学校
桜丘高等学校
豊橋中央高校
愛知県立豊橋西高校

多くの学生と関われて本当に素敵な1年になりました。ありがとうございました!!来年も多くの学生に出会えますように。


【Information】
◆講義・講演
ヨガのレッスンだけでなく、
高校の授業や課外授業、教員、会社員向けの講義・講演も行なっております。
”健康=幸せ”を基盤として自分らしい目標設定、
なりたい自分になるために今できることに視点を向けられるような
講義をしています。
進路指導の前段、仕事に対するモチベーションの向上などの効果が期待できます。お気軽にお問い合わせください。
◆ヨガのレッスン
Online Salon Grow 主宰 毎朝30分のヨガ習慣定額制のレッスン
愛知県豊橋市にあるSeeds Yoga のスタジオにてレッスン開催中。
◆ライティング・監修
大手企業商品付録冊子 監修
記事のライティングのお仕事も承ります。

【お問い合わせ】
yoginimiho1105@gmail.com まで

【Profile】
白井美穂(シライミホ)
愛知県豊橋市にてセルフケア・ヨガ講師として活動中。
会社員時代に”ネフローゼ症候群”という難病を患った経験から、
ヨガを学び始める。3社経験後にヨガ講師へ転身。
ヨガと季節のセルフケアを取り入れることで、辞めるのが難しいと言われる
「ステロイド治療」を終え、難病を克服。
ヨガとセルフケアで健康を整えること、自分を整えることでやりたいことを仕事にする大切さを伝えている。
Instagram 季節のセルフケアについて発信中)



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