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『はじめてのnote、はじめての告白』

決して公にはしてこなかったけれど、ニューワールドと共にその時が来たと感じて…突然のはじめての告白。

当時、私は23歳。右足の大腿骨にちょっとやっかいな異変が起きて、7時間にも及ぶ大手術をしました。

その後待っていたのは車椅子、松葉杖、そして長いリハビリ生活。

それからの私の人生を大きく左右し、人生観を根こそぎ変えた経験でした。

残念ながら、手術で筋肉と神経まで傷つけたため、筋力は弱くなり、右足の太ももから膝のあたりにかけての感覚は元には戻らず、今も鈍いままです。

今の医療なら、もう少しスマートにいったかもしれません。でもそれが私の運命でした。

中腰で踊るポリネシアンダンスにとって、特に太腿の筋肉は重要。のちに、私がこの道に進むのは無謀だったかもしれません。

それに、足があるだけで、命が救われただけで十分なはずでした。

でも、どんな身体でも、その時のその人にあったトレーニング方法や表現方法が必ずあるはずと信じて、模索しているうちに、

いつの間にか左右の筋力差は縮まり、何をするにも大きな負担はなくなっていました。気づけばダンサーになっていました。

そしてそれが、ダンスを教えるようになった私の大事なメソッドになりました。

コンプレックスが人を強くするのは本当の話。もしあの出来事がなかったら、ダンサーになれたかどうかは分かりません。

私の身体はあの時から、私の親友であり戦友、そして神殿です。

50代の身体のしなやかさを保つことや、可動域の狭さを克服すべく、トレーニングを続けていると、神殿から声が聞こえてくるようになりました。

“唯一無二の身体だから、誰とも比べないで。これからもっと自由に楽しく踊れる”

23歳のあの時、私を生かしてくれたすべての神様、ありがとう。

あれから27年。
踊ること、練習することが以前にも増して、楽しくて楽しくてしかたがない50歳の秋です。

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