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キャリアの棚卸しの誤解!やってきたことを整理するのではなく、"いかに分解するか"が大事。

転職のタイミングは突然やってくる。
そう、突然やってくることが多いんです!

異動してきた上司と合わない、希望しない部署に異動になった、知り合いから誘われた…などきっかけは予期せぬタイミングでやってきます。転職活動をしていたとしても、内定がでたら意思決定までそう時間はありません。

選択の精度をあげる要素の1つは「情報量」です。
まずは自分自身のこと。それから市場、キャリア選択肢について。

最後、決めるのは自分自身です。その選択を正解にするのも自分。
後悔の少ない選択ができるよう、重要なことをお伝えします。

と、その前に自己紹介をさせてください!

森数 美保 (もりかず みほ)です。
🕊Twitter:MihoMorikazu
🎙Voicy組織とキャリアと私とボイシー

新卒で入社した転職エージェントでキャリアコンサルタントをしたのち、事業会社で採用/人事部門立ち上げをして、HRに関する事業づくりをしてます。何千人、何千社の転職や採用に関わってきたので、採用とキャリアにとことん向き合う人生を送ってきました。
「こんなはずじゃなかった」という不幸な採用を極限まで減らし、日本に強いチーム、良い組織をたくさんつくりたいと考えています。
社労士資格もってます。

✍参照記事:
1) キャリア戦略について書いたnote
2) 
採用やキャリアに関するnoteまとめ

* * *

転職成功におけるキーワードはこの2点です。

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エージェントして、事業会社の人事として、採用アウトソーサーとして…
いろんな立場から採用とキャリアに向き合ってきた結果、ここに行き着きました。

今回は1つ目の類似性について書きます。

類似性とは?

人事は、募集している仕事に関するキーワード をみています。
「同じようなことやってる」「似てる」の積み重ねが「やれそう!」になります。「類似性」を意識したキャリア整理はとても重要です。

どうやってやるのか?

まずは、キャリアを分解していくところがスタートです。
やってきたことを書き出して整理するのではなく、これでもか!ってくらい分解していくのです。

分解したピースを元に、今あるピースでどんな絵を描けるのか?を考え、描きたい絵があるのであれば足りないピースについて考えます。

流れとしてはこんな感じ↓

① 自分の持っているパズルのピースを知る(自己分析)
②今あるピースで描ける絵を知る(可能性のあるキャリア)
③絵を描く上で今たりないピースを知る(目指すキャリア分析)
④足りないピースがある場所を知る(会社選択軸)

分解方法

営業の場合は、「なにを/どこに/どれだけ/どんな風に」売っていたのかについて分解していきます。
よくあるのが、「法人向け提案営業(新規開拓および既存深耕営業)」ってやつ。これダメです。営業といっても会社によって定義はバラバラ。法人営業で終わらせちゃいけません。

Webエンジニアの場合は、開発言語、手法だけではなく、プロダクトにおける立ち位置を細かく分解していきます。

どの職種においても同じことが言えます。
例えば、アパレル販売員→店長というキャリアだった場合、
・接客販売
・スタッフ教育
・売上管理
となりがちですが、ここから更に分解します。

・接客販売:販売スタイル、商品の価格帯はどうか?
・スタッフ教育:教育スタイルはどうか?研修メニュー作成や改定に携わっていたか?
・売上管理:予算はどのように決まっていたか、売上はどのように管理/報告していたか、数字をどのようにみてどんな風に店舗運営に活かしていたか

他にも、店長なら、採用/在庫管理/勤怠管理なども行っていた可能性がありますので余すことなく分解していきます。

ちなみに、以前に私が転職支援した方で、アパレル店長から経理にキャリアチェンジされた方がいます。キャリアを徹底分解して類似性を見出したことで、掴めるチャンスが格段に増える典型例です。

ここで注意⚠️

会社独自の呼び方や特有の仕事内容について、そのまま書かないこと。
この場合は、抽象度をあげることが大事
です。
例えば、その会社でしか使われていない部署名や役職名、職種名などは、そのまま書いても伝わらないので「一般的にはこれ」というのがイメージできるよう置き換える必要があります。

さぁ、絵を描くのに十分なピースが見つかりましたか?
分解しながらピースにラベリングしてくといいですよ。こんな感じ👇

- 得意なこと(結果がでたこと)
- 楽しいと思えたこと
- 楽しいとは感じないけどやれること
- 得意ではないけど克服したい(やれるようになりたい)こと
- 向いてないな、辛いなと思ったこと


「やりたいことが見つからない」「自分の強みがわからない」と悩んでいる人は多いです。無理に見つけようとしなくて大丈夫。
ヒントは「これまで」に詰まっています。

こう考えるとシンプルですよね!

最後に

キャリア分解していく流れのおさらいです。

① 自分の持っているパズルのピースを知る(自己分析)
②今あるピースで描ける絵を知る(可能性のあるキャリア)
③絵を描く上で今たりないピースを知る(目指すキャリア分析)
④足りないピースがある場所を知る(会社選択軸)

②③④は、キャリアや市場について知識がある人と壁打ちしてくとスムーズですよ。壁打ち相手に私を選んでもらえたらとても嬉しいです。
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