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ベンチャーやスタートアップでのキャリアってどうなの?

@MihoMorikazuです。

転職相談でよく聞かれる質問に
「ベンチャーやスタートアップに興味があるけど、どう選べばいいのか」
「周囲に相談したら、不安定だよとかキャリア諦めるの?と言われる」
「自分のキャリア的に今スタートアップに飛び込むのはどうか?」
というものがあります。  

今回は、「ベンチャーやスタートアップでのキャリアで得られること」
次回は、「どんなスタートアップを選ぶべきか?」というnoteをリリース予定です。

スタートアップに対して、こんなイメージを持つ方が多いようです。

pros
- 自由度が高い
- 変化のスピードが早い
- 裁量をもって色々やれる

一方でこんなイメージも

cons
- 仕事がハードそう
- 将来が心配

一括りにベンチャーやスタートアップといっても様々ありますし、
「次の転職で何を得たいのか?」によって選び方は変わります。

私自身、ベンチャー → 大手 → スタートアップ と経験してきました。
振り返りをしながら、ベンチャーやスタートアップで得られることを整理してみようと思います。

掴めるチャンスの幅が広い

私が新卒1期生で入社した転職エージェント(JAC Recruitment)は、入社した当時は業界3位でした。すでに1位の会社ではなく、追い上げて抜かすポジションに入りたいと思い入社を決めました。  

入社後は、沢山のチャンスを与えてもらいました。
最年少でマネージャーに就任し、一気に拡大して上場。その後、リーマンショックで大幅縮小という痛みも味わいました。  

辛いことも多々ありましたが、圧倒的スピードで成長できたのは間違いなくJACのお陰です。
昇進や異動について、前例や年功序列ルールに縛られることなく、色んなことを任せてもらえました。今でもとても感謝しています。

- やれそうなことに手を出すのではなく、想像もできない自分になる
- 常に想像の斜め上のチャレンジを続けて「なんとかする力」を身につける

その次の転職先として歴史のある日系大手企業を選んだ理由は、
「1社目と対極にある会社を選んでみよう」という気持ちもあったのですが、2人目を出産してすぐだったこともあり「働き方が緩やかになるかも」という気持ちも大きかったです。実際、定時退社が可能な会社でしたので、家庭の両立という点でとてもありがたかったです。
目標設定や結果について求められることは緩やかでした。  

「この先のキャリア価値」という視点で考えた時に不安を覚え、社労士を取得して、株式会社MisocaというITスタートアップへ転職しました。ここでの経験も、わたしのキャリア人生に大きな影響を与えました。

自由度が高い=難易度も高い

Misocaは働き方を大切にする会社で、正しくそれを実行していました。
「スタートアップ=ハードワーク」なイメージがあった私にとって、良い意味で衝撃的でした。

短期間でインパクトのある戦略を打ち、イグジットを目指す姿は1社目とは違いました。与えられた目標を達成するために必死で頑張る!ではなく、会社のミッションやビジョン達成のためにみんなで決めたゴールに向かっていく感じ。

- 圧倒的なオーナーシップ
- 突き詰める生産性向上と業務改善

技術面含め、あらゆる面で最先端に触れることができる環境でした。

もうちょっと書くとこんな感じ!

- 1人1人のアウトプットによる影響が大きい
- 自由度は高いが、責任と結果はセット
- みんなが意思決定者
- 変化を恐れない

役割やポジションに関係なく、「自分で考える、決める」フェーズが増えますので、オーナーシップと意思決定力は身につくはずです。

働き方を含め、自由を求める人は多いです。
自由な中で結果を出すのは難易度がとても高いのですが、そのことに気づかず、躓く人が多いように思います。

総合力が格段にアップする

キャリアの側面で見ると、"実現したいことが叶えられる。今より強い(市場価値の高い)キャリアを得られる可能性があるスタートアップにジョインすること" が大切です。

「今より強いキャリア」というのは、コアキャリアを突き詰めるというより、総合力が強くなると言ったほうがいいかもしれないなと感じています。(もちろん、会社のフェーズによります)

比較的大きい会社に在籍しているみなさんが感じるジレンマとしては、
- 変化のスピードが遅く柔軟性にかける
- ジョブローテーションが定期的にあるのでキャリアを築きにくい
- 純粋に仕事のスキルだけで評価されにくい
... などが挙げられると思います。  

じゃあ、スタートアップやベンチャーに行けば全てが解消されるのか?
答えは「NO」です。

「この仕事しかしたくない」なんて言っている場合ではないこともたくさんあります。私自身、Misocaには人事ではなくマーケで入社しました。
この時に「人事じゃないと入社しない」と言っていたらジョインすることはなかったでしょう。  

会社の成長ステージに合わせて、求められることや役割は少しずつ変化します。その中で、「自分がバリューを発揮できることは何か?」を考えて結果を出す。その変化を楽しめる人は、スタートアップ向きだなーと感じます。

「キャリアの軸をぶらさず、それだけをやる」ことだけに価値を見出すのではなく、その先のキャリア価値や総合力で考えられるといいですね。

できることが増えるというのは、総合力が強くなるだけではなく、
やりたいことが見える、得意なことが見つかるにも繋がる大切なファクターだなと思います。

自分がやれること、得意なこと(Can)
自分がやりたいこと(Will)
目の前にあるやるべきこと(Must)

強いWillがなくても、Mustに向き合ってCanが増えると、やりたいことにリーチできる可能性は格段にあがります。

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