感情は出来事ではなく思考に反応して生まれる
わたしたちの感情は、出来事に反応しているのではなく、出来事についての思考に反応している。
これはこの本に書いてあることで、何度も読んでいながら私は真には理解していなかった。
出来事は私たちをピンポイントで狙って起きているわけではない。そう感じちゃうけど、出来事に意味はなく、ただ起きているだけ。
波が寄せて返すようなもので、私たちの意図とか思考とかに反応して起きてはいない。
運がいい人生を生きると決めたから幸運が続く訳じゃない。逆に困難をくぐり抜けて強くなると決めたから困難が多く起こるわけじゃない。
出来事に対して、これは幸運だと考えれば嬉しくなるし、困難だとか運が悪いことだと思考するとそれに反応してネガティブな感情が起こる。
ドラマチックな人生を生きることを選ぶと、感情を揺らすような思考をする。
穏やかな人生を生きると決めてきた人は、なにが起きても穏やかだなと考え感情も揺れない。
どちらがいい悪いじゃない。
ドラマチックを選んだ人にとって穏やかさは退屈かもしれない。
おだやかを選んだ人には、ドラマチックは心臓に悪いかもしれない。
同じ遊園地に行っても、ジエットコースターばかりを楽しむ人と、メリーゴーランドや観覧車のような乗り物ばかりに乗る人てみは、遊園地の体験は全く違う。
ジェットコースターをメリーゴーランドに変えることはできない。穏やかな遊園地体験を望むなら、自分が乗るものを変えるしかない。
ドラマチックはもういいよ、と思うなら、出来事への思考を変える。するとそこに伴う感情が変わる。
なにが起きても、穏やかだなあと考えれば感情も穏やかになる。
日常で起こることに、うわあ一大事だ❗️と考えれば感情が揺れてドラマチックな人生になる。
出来事はただ起こるだけ。でもそれにたいしどう反応するかで住む世界が変わる。
どんな人生を生きたいのかという自分が設定したモードで、出来事への反応が決まる。出来事が変わるわけではない。これが世界を創造するということなんじゃないか?