百合とスペアリブ
雨が降り出したので傘をひらくために立ち止まったら、誰かに見つめられているような気がした。
百合。とても立派だ。手をかけて大切に育てられた、高貴で誇り高い花。
百合が似合う女性のことを考えながら、特売のスプアリブを買って帰り、みじん切りの玉ねぎと、蜂蜜を入れた圧力鍋でホロホロになるまで煮る。
1㎏くらい煮たのに、男子3人がすごい勢いで全部平らげ、汁まで飲み干してしまった。
家族にたくさん肉を食べさせたときの達成感、けっこう好き。野生?に戻る感じがする。
読んでいただきありがとうございます! ほっとひと息つけるお茶のような文章を目指しています。 よかったら、またお越しくださいね。