稲穂が運んでくれた「驚」と「喜」
秋晴れのもと
無事に稲刈りが終了しました
自宅の田んぼは面積が割と多いのですが
夫と二人で作業
こちらはどんどん作業がはかどるので
スピード感があります
実家の農園は自宅の三分の一ほどの面積ですが
父と母と夫と私で作業しました
83歳の父が農家を続けたくて
今年も元気に稲刈り機コンバインに乗りました
こちらは当然スピード感は・・・・・
刈り終わったあとに
父「俺に付き合ってくれてありがとうな」
まだまだこの先も乗りたそうです・・・・
そんな父と母に教えてもらいながら
今年もおいしい特別栽培米あきたこまちが収穫出来ました
ところが・・・
この令和の米騒動と言われた8月から9月にかけて
新米の予約が毎日どんどん入り続け
刈り取りが終わる前に販売終了となってしまいました!!
「こんなこと、あるのか!!!」≪驚≫
今年は特別栽培米の面積を増やしたのですが
その増やした分を超えるほどの注文が来てしまいました
父から昨年会社を継ぎ
今年経営2年目となります
昨年は特別栽培米のお米の在庫もあまりない中での事業承継
毎月の売り上げも父と母と二人で
年金収入と合わせればちょうどよいぐらいだったので
私の給料もままならない日々
夫も農家の規模を広げるとのことで脱サラし
実はどんぞこの一年間でした
そんな中でのこの米騒動
これは私たちコメ農家にとっては喜びです
定期購入してくださるお客様も増え
毎月の売り上げが増えたのですから
コメの買い取り価格が上がったのも嬉しいことです
夫は嬉々としてお米を出荷していました
今までコメの価格が安くて
それなのに肥料や農薬代が値上がりし
コメ農家はお米を栽培すればするほど赤字になる
という状態でした
そのせいで農家をやめる人が多く
作付けする人がいない荒れた田んぼが増えました
コメの買い取り価格が上がって
コメ農家でも利益が出るとなれば
コメ農家としてのやる気も出てきます
でもお米の販売価格が上がって
買う人が減ることも予測できますよね
この先どうなるのか
農業を続けていくには
見極めが必要かもしれません
我が家のお米はずっと価格を変えていません
今年はずっと買っていただいているお客様から
「今年はどこも値上がりしているのに
こんなにお手頃価格でいいんですか?」
と言われてしまいました
だから売り切れちゃったのかしら?
私としては値上げなんて考えてなかったです
来年はわからないけれど
まずは経営2年目
何とか乗り越えられそうです
今日我が社の経営方針が頭に浮かびました
「欲張らない」
これで決まりです(^_-)