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私が磁石を嫌うわけ

私は磁石が嫌いです

バッグについているあの磁石
スマホのケースについているあの磁石

銀行の窓口にいるとき
何度お客様に怒られたかわからない

「このカード使えないの何故ですか?(怒)」
「何度も作り直しているのにどうしてすぐに磁気がわるくなるんですか?(怒)」
「他の銀行のものと一緒にしているのにお宅の銀行のだけ悪くなるのですが(怒)」

通帳の磁気はすぐに直せるのだけれど
カードは新たに作り直さなければいけない
自分の親のカードだったり配偶者のだったりすると
本人でないと手続き出来ない
そこでまた怒られる
しかも今は通帳レスの時代

いやいや
「磁気を悪くしているのはあなたです」
と何度叫びたかったか

「磁気は磁石に弱くてですね、何か近くに磁気の付いているものをお持ちではありませんか?」などと言っても
「ありませんけど!!(怒)」

「あのー
そのバッグのそれ、磁石なんです・・・・。」
「このスマホのケース、ここ強い磁気が付いてるようですよ」

「え!!でも、一緒にしてませんから!!」
「いつも離しているのに!!」

いやいや
今持ってくるときに一緒にしたでしょ?
バッグから出すときにその磁石のところから出したでしょ?

私もスマホのケースに磁石の付いているものを使っていたことがありますが
近づけなくても同じ引き出しに入れているだけで通帳の磁気がダメになりました
多分かなり強い磁気の磁石が付いているようです

どうしても今日中に振り込みしなければならないのに
キャッシュカードの磁気が悪くなってしまい
通帳も印鑑も持っておらず
しかも本人ではない、または会社の口座だったりすると
もうお手上げ

そして3時の閉店間際だったりする

自分のことではないのに
一緒にものすごく焦ったり困ったり
何とかしてあげたくてもどうにもならない
「家近いのでちょっと急いで帰って通帳と印鑑を取ってきます!!」
なんて閉店間際に行ってしまったお客様がいましたが
もう私まで焦ってしまって
上司に「本当に今来るのですか?(ちょっと怒モード)」
「そんな約束をしてダメじゃないですか!!」
もう戻ってくるまで焦り尽くし
それでも何とか間に合ったときはもうぐったり

銀行員としてそんなことを言ってはいけないのですけれどね
でもあんまり困っていると何とかしてあげたいと思ってしまう

同じ困った状況でも
何故か怒る人とそうでない人がいる
いろんなお客様を相手にしていると
いつも不思議に思います

磁石のこともそうですが
例えば電話のセールスをしても
「はい、大丈夫です、要りませんので」と優しく断ってくださる方
「今頃どうしてそんな電話を寄こすのか?」から始まり延々と説教してくる方
同じ事を話しているだけなのにどうしてこうも違うのか

なので私は電話セールスが大の大の大嫌いでした



だからバッグやスマホケースを買うときにまず一番に確認するのは
「磁気が付いていないか」

何年も窓口でたくさんのお客様から怒られてきた私としては
そこなはなんとしても外せないポイントです

休みの日など急にお金をおろさなければいけない時など
磁気が壊れてしまうとどうにもなりません

どうぞ皆様もお気を付けくださいませ
私の心からのお願いです




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