目の前が真っ暗になったとときに照らしてくれるもの
私は、ももいろクローバーZのファンである。
大好きで大好きでしょうがない。
ももいろクローバーZは、百田夏菜子・玉井詩織・佐々木彩夏・高城れにからなるアイドルグループ。
以前、趣味がない人はアイドルの応援を騙されたと思ってやってみてほしいという記事を読んで、本当にそうと思った。
学生の頃の趣味は、バレーボールだった。
好きで好きで、一生続けたいと思うほどだったけど、社会人になって時間がとれなくなったのと、怪我をするようになって仕事に支障をきたすからやめてしまった。
しばらくは、「趣味は仕事」という仕事人間で、友人からも「ワーカーホリックで心配」と言われていた。でも、仕事は楽しいし人生の中で仕事が好きで楽しいことはなにも悪いことではないと思って、存分に仕事を楽しんでいた。
でも、仕事は浮き沈みがあって
その沈んだ時に、私を助けてくれるものを、私は持っていませんでした。
当時持っていたチームのプロジェクトにミスのあらし。気持ち的にも疲弊していました。
ももクロとの出会い
会社の先輩に誘われて参加したライブがももいろクローバーZの国立競技場だった。ここでのリーダーのかなこちゃんの最後の言葉は、いまでもモノノフたちの間で語り継がれる良い言葉でした。
「私たちは、天下を取りに来ました。でもそれは、アイドル界の天下でもなく、芸能界の天下でもありません。みんなに笑顔を届けるという部分で、天下を取りたい。そう思います。これからもずっとずっと、みんなに嫌なことがあっても、私たちを観て、ずっと笑っててほしいです。」
「目の前が真っ暗になってしまったときは、みんなのそのサイリウムを目当てに、進んでいけたらいいなと思います。」
はじめてライブを見に行って、感動して、日常は苦しいけど頑張ろうと思えた。笑顔を届けてくれる彼女たちをサイリウムで道を照らしたい。応援したい。また見たいと思って、ファンクラブに入ってもうすぐ5年。ずっとずっと支えてきてくれたのが彼女たちです。
5人から4人体制へ
ももクロの10周年を前にした2018年1月。メンバーの有安杏果がグループを卒業した。この卒業ライブの泣きながら参加していました。
4人になっても頑張る彼女たちの姿に何度背中を押されたことでしょう。ちょうど、自分の苦しい時期と重なり、一緒に乗り越えた気持ちになっています。その頃ずっと聞いていた曲は「クローバーとダイヤモンド」。
歌詞がすごく良い。悩んでいる私をそっと応援してくれるし、あなたの応援があるから私達がんばれてるのと言わんばかり。
ももクロ10周年の東京ドーム
そして、夢の東京ドームライブ。このライブも、めちゃくちゃ泣いた。泣きすぎて好きな曲を聞き逃すところだった。有安の卒業ライブでは私達についてこい!と言えなかったかなこちゃんが最後に言ってくれた言葉。
「4人になるってわかったとき、本当に真っ暗になっちゃって、正直どうやって進んでいったらいいのかわからなくなってしまいそうな自分がいました」「みんなにたくさん笑顔を届けたいって言いながら、すごく悲しい思いもたくさんさせてしまって。でも5人で最後のライブをしたときに、みんながいる景色を見て、『進んでいってもいいのかな』っていう気持ちに少しなることができました。」「アイドルが最強だって、ももクロってホントに楽しいって。そんなふうにもっともっとたくさんの方に思ってもらえるようにがんばりたいと思います」「みんなにもっと笑顔を届けられるように、みんなともっとたくさんの景色が見られるように、歩いていけたらいいなと思います。私たちのこれからに興味あるよって人! よし、お前ら全員付いて来い!」
国立での「目の前が真っ暗になってしまったときは、みんなのそのサイリウムを目当てに、進んでいけたらいいなと思います。」その真っ暗になった時に私たちファンが支えることができたんだ。と少し恩返しができたんだと思いました。
ファンになってよかった。これからも一緒に頑張ろう。ずっと応援しているよ。
直接会話をしたこともないし、彼女たちは私の存在もしらないかもしれない。私1人がファンを辞めてもきっと気づかないかもしれない。でもこんなに一緒にいる感覚をくれる彼女たちってすごいなと思う。
間違いなく、私の目の前が真っ暗になった時、照らしてくれたのはももいろクローバーZだと言い切れる。