【ごはん炊き比べ】土鍋と、金属の鍋
三保原屋本店は静岡の家庭用品専門店。創業は1687年といわれています。
今回は気合をいれて、ご飯の炊き比べ記事です。
自宅にある
・長谷園の「かまどさん」2合
・かもしか道具店の「ごはんの鍋」3合
・重たい金属の7層構造「ジオプロダクト」18cm
の3つで、1合ずつ白米を炊いていきます。
最後に動画のリンクをつけています。
そこでは、金属と土鍋のメリット・デメリットなど道具の説明もしています。(noteには別の機会で記載します。)
動画の方がイメージがわきやすい方は、最後の動画リンクをご覧ください。
また、別の記事でも炊き比べをしています。
結論
たとえば、土鍋らしい、もちもちで、甘さを求めると、長谷園のかまどさんがオススメだと思います。
甘み
一緒に実験していた妻が、ご飯の甘みを感じたのは
「かまどさん」>「ごはんの鍋」>「ジオプロダクト」
でした。
食感
かまどさん:もちもち
ごはんの鍋:ちょいもちもち
ジオプロダクト:しゃっきり
重さ
火にかける道具ですが、買い物するときの基準として「しまう・洗う」など、近年は、火にかけていない時のことの重要性が増してきています。
重さで言えば
「かまどさん3kg」>「ごはんの鍋1.9kg」>「ジオプロダクト1.3kg」
となっています。
改めて記載もしますが、面白かったのが、
火にかけている時間そのものは、以下のとおり(重い鍋から順に火を切っていく)となっていることです。
ちなみに、ジオプロダクトは、金属の7層構造の鍋。
金属の鍋の中では、相当重たい良い鍋の部類です。
調理
準備
先にお米に吸水(30分超)をさせておきます。
鍋を用意して、吸水させたお米をいれます。
必要な分量の水をいれます。
(今回は吸水させたお米に対して約180mlの水を入れています。)
火加減回数
予め火加減回数を確認しておきます。
ジオプロダクト:2回
かもしか道具店「ごはんの鍋」:1回
長谷園「かまどさん」:0回
火加減
本当に、あまり深く考えない方がいいです。
・火をとおす
・沸騰したらこぼれないようにする
・温度を下げない
これくらいの目的のために火加減をしているだけです。
(煮物とかも鍋が沸騰していたら、火を小さくしますよね。)
①ジオプロダクト
3分半くらいで沸騰
→弱火にして10分
→中・強火にして5秒くらい
→消す
②かもしか道具店「ごはんの鍋」
7分半くらいで沸騰
→弱火にして5分
③長谷園「かまどさん」
9分くらいで沸騰
→湯気がでたら1分くらいで消す
蒸らし時間
色々なレシピがありますが、今回は20分蒸らします。
味見
無事に全て炊けました。
①ジオプロダクト
しゃっきりめ、甘みが出ます。
我が家の炊飯器よりも、絶対においしかったです。
②ごはんの鍋
動画で紹介をしましたが、ほんの少しオコゲが出来ました。
ちょいモチモチ。
土鍋らしい、甘みを感じます。
③かまどさん
もっちりめです。
強い甘みを感じます。
結果的に一番早く火を消して、蒸らし工程に入るので・・
今回の実験では、一番炊けることが分かりました。
全体を見渡すと、こんな感じです。
もう一度、貼り付けておくと・・。
構造の問題ですが、一番あたたまりにくい「かまどさん」が、一番早く火を切るのが面白いなと思いました。
それだけ冷めにくいってことですね。
↓それぞれ、火を消した時間から、20分蒸らします。
なお、実験の前提は以下のとおりです。
動画
まずは、皆さんのご自宅にある
「重たい」鍋(金属でもいいと思います!)で、お米を炊いてみて、道具に興味を持っていただければと思います。