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創業336年目のスタート

三保原屋本店は静岡の家庭用品専門店。創業は1687年といわれています。


2023年営業開始

2023年は1月2日より営業をスタートさせていただきました。
1月2日より出勤をお願いしているスタッフや、ご来店いただいているお客様にはありがたい気持ちでいっぱいです。

福袋最終年

「メーカーさんも余剰(過剰)在庫を抱えなくなってきたこと」
などを背景に、
「価格と品質のバランスのとれた、価値のある福袋の維持が困難になった
こと」

から、2023年1月1日発売が最後の福袋とさせていただきました。

また、永い間、三保原屋の福袋を購入いただいたお客様と話をしていたスタッフが、感極まって、涙をしている姿を見ると、思うことがありました。

初日にご来店いただいたお客様

福袋以外でも初日には多くのお客様がご来店いただきます。
しかも、年々、お客様の層が幅広くなっているのが特徴。
・若い方が増え、ベビーカーを押されている方が増えています。
・男性のお客様も増えています。

皆様、なにを目的に三保原屋にご来店されているのかな??と思いながら、お話をさせていただきました。

①「ここに全部そろってるじゃん!」というお客様

お正月は特に目的がなくても歩いて雰囲気を楽しみたいもの。
少し運動を兼ねて、ご来店される方もいらっしゃいました。

そんななかで、いままでなんとなく探していた商品が、三保原屋で多く見つかったことから「ここに全部そろってるじゃん!」というお声をいただけるのは本当に嬉しいなと思います。

今日は、茶こしの網や、油引き(鉄フライパンなどの表面に油を塗る際に使う、刷毛状の道具)、お客様のニーズにあったザルなど、喜んで頂きました。
また、成人のお祝いのお返しのギフトを選んでいただいた方もいらっしゃいました。

②久能山東照宮の手ぬぐいをご購入されたお客様

ツイッターをご覧になった方で、久能山東照宮の柄の手ぬぐいをお求めにご来店いただいたお客様ともお話が出来ました。

今年は大河ドラマ「どうする家康」もあり、静岡がもっと盛り上がってくれるとよいねといったお話をさせていただきました。

③新年初めての買い物で、オリジナル手ぬぐいを買っていただいたお客様

先日、NHK「ブラタモリ」で放送された内容を覚えていらっしゃったお客様。

放送内容や、取材協力させていただいた内容についても、沢山お話ができ、楽しく過ごさせていただきました。

そんなお客様から「今年初めての買い物です!」と、三保原屋のオリジナル手ぬぐい(包装紙柄:ブラタモリでも放送のあった「防火ビル」新築当初の包装紙の復刻バージョン)を、買っていただきました。

三が日に営業して思うこと

お正月に、ちょっと時間があり、、
ご家族そろって「みんなで歩いてみよう」という気持ちで、現在も呉服町商店街が利用されているのは、大変ありがたいことです。

このなんとなくという気持ちの中に、私たち小売業のお店が探すべきニーズが入っています。

「ここ昔からあるところだよ!」というお客様の声

店頭にいると、外を歩いているお客様の声も聞こえてきます。

お正月に多いのは
「ここ、昔からあるお店だよね!」
というお声。

呉服町商店街の昭和32年と現在の比較

今年で創業336年を迎えることができました。(創業は1687年)
こんなやりとりが楽しめるのもお正月の楽しいところ。

驚いてくれるお客様が多いのですが、もっと形にして、お客様に喜んでいただきたいと思いますが・・
また、どんな形が喜んでいただけるか、お客様に伺う機会もあるかもしれません。

来年は福袋がなくなり、、
イベントの要素が少し減った1月2日を迎えることとなります。

お正月に利用してみようかな??、、寄ってみようかな??と思っていただけるお店であり続けるため、来年に向けて準備をしていこうと思っています。

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