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ステンレスフライパンで餃子を焼くコツ
※たまたま餃子がキレイに焼けたのでnoteに書きますが・・。
正直に言えば、まだ失敗をすることもあります。
三保原屋では
・テフロン・フッ素系のフライパン
・セラミック加工のフライパン
・鉄フライパン
・ステンレスのフライパン
を販売しています。
よく感じるのは、意外と家庭料理に「焼き物」が多いこと。
私は鉄フライパン派の人間ですが、テフロンもセラミックも仕事の実験として使います。
最近は、なぜかステンレスフライパンで餃子を聞かれるので、思い立って餃子をやってみることにしました。
料理しやすい順番
鉄フライパンの記事でも書きましたが、基本的には
・野菜炒め
・肉卵類のタンパク質
・炭水化物
・特に水分のあるモチモチする炭水化物(焼きうどんとか)
の順で、料理は難しく感じます。
とりあえず、今回はステンレスフライパンで餃子に挑戦。
予熱
火力の呼び方が誤っている方は、実は失敗のリスクが上がるので、ここは大切です。
①火をつける
我が家では、
スイッチをいれると、ツマミの真ん中くらいのレベルで火が付きます。
↓これくらいの強さの火力ですが、これは「強火」です。
(ツマミの真ん中くらいの火を「中火」と呼ぶ方もいらっしゃいますが。)
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ということで、中火に火力を落とします。
底面に火の先がつく、くらいの感じです。
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②温度チェック
いわゆる、水玉コロコロをチェックします。
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コロコロと転がった水玉が、シューッと蒸発する感じまで余熱をします。
これは動画でないと分かりにくいですね。
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③油をひく
今回はごま油を使いました。
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ポイント
餃子を取り出したり、油をひいたり。
もぞもぞと、手間取るようなことがあれば、
一段階弱火で、フライパンの温度をキープすることも大切です。
火が強いと、どんどん温度があがります。
これは、例えば鉄フライパンで、卵焼きを焼くときも同じことが言えます。
(卵を巻いているうちに、フライパンの温度が上がりすぎるとコゲる。)
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餃子に火を通す
餃子は、
・蒸すことで火を通して
・最後に表面だけ揚げ物風にしてパリパリにする
と聞いたことがあります。
そんなイメージで工程を分けて書いてみます。
①並べる
静岡ではポピュラーな、五味八珍の冷凍餃子を並べます。
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いきなりお水をいれずに、ちょっと焼きます。
焼き色をチェックしたかったのですが、写真では全然わからなかったので、動かせる餃子で、焼き色を無理やりチェックしました。
↓実際にご家庭でやるときは、いちいちチェックしなくてもいいと思います。
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②蒸す
鉄フライパンでも感じますが、レシピよりも水分すくなくても十分に蒸せることがあります。
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③火の通り具合を見る
このへんは、テフロン・フッ素樹脂系のフライパンでの餃子調理と同じですね。
ステンレスの蓄熱性を信じて、ここは少し弱火にして様子をみました。
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表面をカリカリにしたい
無事に火が通ったので、油を最後に足して、表面をカリカリにします。
①油を入れる
餃子の周りの水分が飛んできたので、油をいれます。
油を入れて1分くらい、中火にして焼きました。
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②ターナーあると便利
以前もnoteで紹介をしたターナーがあると、とても便利です。
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案外、するっとターナーが入りました。
正直に言えば、お箸で餃子が持ち上がったのが3つくらい。
あとは、ターナーをスススと入れ込みましたが、結構簡単に餃子はとれました。
※こちらも正直に言えば、毎回キレイにとれるワケではありません。失敗することもまだまだ沢山あります。
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やりました。
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フライパンを洗う
鉄フライパンとは異なり、油が馴染まないので、洗剤で洗い、食材や油を落とします。
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こちらも以前紹介しましたが・・。
基本的に鍋やフライパンは、厚みがあるものが料理が上手にいきやすいです。
また、厚みがあるものは、薄いものに比べて、汚れも簡単に落とすことが出来ます。
ポイントの確認
あくまでも我が家のコンロの状態を前提で記載します。
車の免許をとるときに教習所の方から『ブレーキの踏み方を覚えると運転できるよ』と言われたことがあります。
この感覚は、フライパン調理でも同じかもしれません。
鉄、テフロン・フッ素樹脂、それぞれのフライパンメーカーさんが、実演で
『迷ったら火を少し弱めること』
を意識していると聞いたことがあります。
また、私が心に残る言葉をいただけたのが鉄フライパンメーカーの方の一言です。
一度足された火は引くことができない。
実演をするときは、調理環境が毎回異なります。
・風のない室内
・風のある場所
・寒い場所
・暑い日
などなど。
そして、人に見られながら、失敗できない環境でやるときに大切なのは、やっぱり火力を抑えることだそうです。
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正直にかけば、ステンレスフライパンを私が使いこなせているかと言われれば、餃子も失敗することがあります。
(野菜炒めや、お肉を焼く程度の料理であれば上手にいってますが。)
たとえば、お肉などを焼いている時に思ったのは、鉄フライパンよりも飛び散る油が少ないかな??という感覚でした。
私は道具として家庭用品を紹介しているので、料理の先生というわけではありません。
それでも他の道具との比較や、お客様のお声が多い内容についてはお伝えすることができます。
道具について悩まれた際は、是非ご来店いただければと思います。