保温ポットの選び方
三保原屋本店は静岡の家庭用品専門店。創業は1687年といわれています。
今日は保温ポットの選び方について。
三保原屋でも根強い人気があるのが保温ポット。
お客様は①の性能差を気にされますが、実際は②容量が大切になります。
①性能差
保温ポットには大きく
●ガラスのもの
●ステンレスのもの
と、大きく2つのタイプがあります。
過去にはガラスの方が保温能力が高いとも言われましたが、メーカーさんの品質表示には大きな性能差はなさそうです。
↓各メーカーや製品の実験。
性能はとても大切ですが・・もっと大切なのは
製品の性能差よりも、使用状況の方が保温能力に影響を与える。
ということです。
保温能力を左右するのは
「お湯が容量いっぱいに入っているか??」
というのがポイントになります。
②【大切】ケトルとの関係
ポイントは
ポットいっぱいにお湯が入っていた方が保温できるということです。
普段は1リットル沸かすけど、ちょっと大きめを買おうかな?
と思っている方は、その点も、お気を付けください。
そのため、店頭でお客様と話をする際は
「普段はお湯を何リットルくらい沸かしますか??」
「ケトルの容量はどれくらいですか?」
と伺うこともあります。
③開けやすさなど
三保原屋で取り扱いのあるタイプだと
もしくはこのようなタイプもあります。
●口の開けやすさ
●パッキンの洗いやすさ
は、実際に店頭で確かめるのが良いかと思います。
実際にはお湯しか入らないことが多いので、そこまで一生懸命洗う必要もないかもしれません。
なお、メーカーからは
●ポット洗浄
●水筒洗浄
の錠剤が販売されていることがあります。
お湯が入ることが想定されるポットは、水道水のミネラルが蓄積され白っぽくなることがあります。(いわゆる、水垢)
洗浄剤はクエン酸など、水垢を想定したものになっています。
一方で、水筒にはお茶なども入ることが想定されます。
水筒洗浄の錠剤は、茶渋なども想定されるため、こちらは酸素系漂白剤が含まれていることがあります。
詳しいことは販売店のスタッフさんに確認をされると良いかなと思います。
④柄や重さなど
毎日使われる方も多く、重さも大切な判断要素になります。
また、出しっぱなしになることも多いので、柄や形も大切な要素になります。
たとえば、リビングでもお湯を使いたいし、寝室にも持ち運ぶ方は重さも大切な要素になってきます。
【変化したお湯の概念】
電気ケトルの登場以降、お湯の概念が2つに分かれたと感じています。
多くの方は
a.お湯は、必要な時に、必要な量を沸かすもの
という感覚になったと思います。
結果的に保温ポットを使わない生活にシフトしている方もいらっしゃいます。
一方で
b.必要・不要を問わず、常にお湯が手元にあって欲しい。
(毎回沸かすのがもったいないを含む)
という方は保温ポットがとても使いやすいと思います。
あとは
c.毎日白湯を飲みたい
という方も保温ポット(水筒)はオススメです。
白湯は飲みたいけど朝に時間がない!という方
寝る前にお湯を沸かして、そのお湯を水筒に入れておくことで、次の日の白湯の準備をしている方もいらっしゃいます。
保温ポットと相性が良い鉄瓶の使い方や選び方についてもnoteにまとめておりますので、気になる方はご一読いただけると幸いです。