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2024年 光景ベスト3

この度、新たなベスト企画をつくりました♪
2024年に私が見た・体験したなかで最も印象的だったことを決める、光景ベスト3🎖️です!
モノ商品よりコト消費のマーケットが広がっている昨今らしい企画ではないでしょうか?
なお、今回も極私的なベストなので、誰の参考にもなりません。


🥁\ ドラムロール /🥁
3位 : イタリアの帆船

イタリアの帆船「アメリゴ・ヴェスプッチ号」が世界航海をしていて、2024年8月にお台場は東京国際クルーズターミナルに寄港した。イタリア海軍の練習帆船とのことだが、1930年に建造されたこちらが現役最古の帆船だそう。ファンタジー世界でしか見たことのない大きな帆船にときめいた。一見弱々しそうに見えるのだけど、今でもこれで世界を回れるというのだからすごい。とはいえ軍のものだし、冒険は侵略や植民地主義と紙一重でもあると思うと、手放しに楽しんで良いのだろうか……とも思いつつ、まずは見たときの感動に素直に従いベスト3入り。今後はダッフィー・アンド・フレンズのように、友達作りのための冒険として航海してほしい。



🥁🥁\ ドラムロール /🥁🥁
2位 : 蓮沼執太 グランドピアノ姿

渋谷のライブハウスWWWにて開催された、蓮沼執太ライブでの光景。WWWといえば、ロックバンドやクラブミュージックなどのスピーカーをガンガン鳴らす音楽が映える会場だと思っていたし、実際に今回のライブでもエレキギターやドラムが場を盛り上げる曲のほか、シンセサイザーによるエレクトロミュージックが披露されている。そんなライブの最後に出てきたのがグランドピアノだから、どこまでもノーマルを選ばない蓮沼さんにまた痺れた。これまで何度か蓮沼さんのライブに足を運んできたが、グランドピアノを弾いているのは初めて見た。私はこの世の楽器のなかでグランドピアノが最も好きなので、またとない至福の時間。グランドピアノを弾くのであればライブハウスよりコンサートホールの方が圧倒的に響きも良く適していると思うけど、1日の終わりに、グランドピアノを弾く蓮沼さんを囲むように座って静かに音に耳を傾けたひと時が何より幸せだった。



🥁🥁🥁\ ドラムロール /🥁🥁🥁

1位 : ファンタジースプリングス

(オタクは推しの名前をフルネームで呼んでしまう性なので、東京ディズニーシーをフルネームで書いています)

東京ディズニーシーへの想いが再燃した2024年、やっぱり新エリア・ファンタジースプリングスを語らずにはいられないよ…。あまりにメインストリームすぎるゆえに、大味で軽薄だと思われがちな“ディズニー”だが、東京ディズニーシーほど𝐆𝐨𝐝 𝐢𝐬 𝐢𝐧 𝐭𝐡𝐞 𝐝𝐞𝐭𝐚𝐢𝐥を実践しているエンターテインメントがあるだろうか。昨今TDRと比較されがちなUSJへは2021年を最後に行ってないので、ここでは触れないことを許してほしい。
「永遠に完成しないパーク」をモットーにするTDRだが、東京ディズニーシーは「完成されたパーク」と言われるほど開園時点でハードウェアが抜群に優れていた。当時を知る東京ディズニーシー原理主義者古くからのファンからすると、ファンタジースプリングスはまだ詰めが甘いと思われるかもしれないが、それでもクリエイティブに関わる仕事をする身からすると、あのディテールへの作り込みは異常の域だと思う。まず、少しでもサボりたい、楽をしたい人は東京ディズニーシーの制作に関われません。「こんなところ誰も見ないでしょ」なところに誰よりも全力をかけられる人じゃないとできない。ファンタジースプリングスの前身といえる北欧エリアが発表された2015年をスタートとすると約9年以上の月日をかけてオープンしたことになる。9年もあれば社員だって入れ替わりがあるだろうし、コロナ禍とそれに伴う円安などで世界がまるっきり変わっている。そんななかで諦めずに完成したことが、どれだけすごいことか……。まずはなにより、お疲れ様ですと言いたい。ファンタジースプリングスの魅力をここでは語りきれないので、大人をここまでワクワクさせてくれてありがとう、と伝えて今回は締めることとする。


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