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ゆいとの出会い

覚えておけるようにここに書いておこう。

牡羊座新月、何かを始めようと思った。
何をするか思った時、動物のパートナー探し、
大宮の保護犬カフェが頭に浮かんだ。
調べると事前予約が必要らしい。
電話をするのにも勇気が必要だったけど、その週末に予約を入れた。

当日、緊張していたのか、大宮駅に着くとトイレに行きたくなった。
ルミネでトイレを探した、並んだ、そのせいでついたのは10分ほど遅れた。

着くと女性の二人組のお客さんがいた。
スタッフは二人。
席について、床に座ると、トイプードルが近づいてきた。
じぃっと目をみてくる。お膝に座っていいですか、といわれたみたいな感じ。
私の足の上に乗ってきた。
おお! 座ってくれるのね! わたしは嬉しかった。ひさびさにモフモフに触る。
膝の上で落ち着くと寝始めた。
お年寄りなのかと思った。落ち着いた子だ。

まわりには他のワンコも寄ってくる。
トイプードルのテディは抱っこしてほしそう。
でもひとりで何匹も抱っこはダメみたいだしなぁ。他のお客さんもいるし。
しばらくして足を組み替えてみたら、ゆいは目の前のベットに移った。わたしの思いを察したかのよう。
ゆいがいなくなったところで、テディもいなくなった。なんだ、やきもちやいてただけか…

そしてそろそろ帰る時間。
ゆいみたいな子だったら、わたしと暮らしていけるかも、そんな気がしていた。
ゆいの里親になりたいことをスタッフに申し出てみる。
ゆいは昨日カフェデビューしたばかりで、どういう子かまだわかっていない、どういう子かわかった上で譲渡したいので、しばらくかよってほしいとのこと。避妊手術もこれからだそう。

ということでまた2週間後、カフェに。
ゆいは避妊手術を終えたばかりで、あまりよってこない。こんにちはと挨拶はしにきたものの
、私の前のベッドで寝てる。
スタッフの方に話を伺うと、術後の経過は良好だが、少しショックをうけているかもと。
ゆいの性格はおとなしく賢い、一人暮らしの家でも問題ないとこと。
里親になるための面談を希望した。

その一週後、面談。
院長と面談と聞いていたような気がしたが、どうやらカフェスタッフさんと。
簡単な質疑応答のあとは雑談しただけだった。
たぶん大丈夫そう。
ゆいはずっとわたしの膝の上にいた。
足の先にテディや他の犬たちも来ていたが、特等席はゆいに。

そんなこんなで、ゆいがうちの子になることに決まった。
動物を飼うこと、一人暮らしのわたしがやっていいのだろうか、とずっと思い悩んでいた。
自分に何かあったらと思うと、やはり不安だ。

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