好きなものに鈍感すぎるのか、それとも
好きなものに鈍感である。「好きなスイーツは?」と聞かれると、60秒は余裕で考え込める自信がある。なぜ、自分の好きがわからないのか不思議だけれど、趣味と同じで「好きと言っていいか」について悩んでしまうのかもなと思った。
いつか後輩に、「もりやさんって、チョコレート好きですよね」と言われたことがあった。なぜかと聞くと、「毎日食べてるから」との返事。確かに毎日食べていた。コンビニに行って仕事の合間に食べるお菓子となると、自然にチョコレートに手が伸びる。それは個包装に分けられているし、1個でおなかも満たされそうだと思ったからだ。
チョコレートが好きと言えるほど、おいしいチョコレートを知っているわけではない。ブランドものを食べても味の違いがそこまで分からない。もちろんPIERRE MARCOLINIやLindtをもらえたらすごく嬉しいけれど、チョコ好きじゃなくても嬉しいだろうなぁなんてもやもや考える。
好きになったらそればっかり食べるので、好きの幅が広がらないのも原因なのか。ガルボを永遠と買い続ける自信はあるし、個包装のチョコレートはきっとそれなんじゃないかと思う。だから、習慣で買っているのか好きで買っているのかよくわからない。
「私はチョコレートが好きなのだろうか」なんてことを頭の中でぐるぐる考えていたら、今まで気が付かなかったことに気持ちが行くようになった。
ふと気づくと毎日買っている、コンビニのチョコがけオールドファッション。無かった時の代わりはチョコホイップコッペパン。旅先で飛びついた可愛いチョコレート屋さん。吸い込まれるように買った、スーパーのチョコタルトパン。そういえば、カナダでホストマザーが作ってくれたチョコレートブラウニー、毎日帰るのが楽しみになるくらいだった。
自分が思っている以上に、もしかしたらチョコレートが大好きなのかもしれない。好きに気づくって、難しい。
【大テーマ】 好きなもの、こと
テーマ#好き(かもしれない)なスイーツ
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