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ハードルを上げるのはいつだって自分

日本に住む海外の女の子が、「未だにやりたいこと無いなんて、私今まで何してきたんだろう」と言って泣き出す。

仕事に一生懸命な友人が「本当は今頃、"普通に"結婚して子ども2人抱えてるはずだったのに、どうして"普通に"なれないんだろう」なんて夜のバーでぼやく。

TOEIC910点の女の子が、「満点じゃないから」と講座の申し込みを検討する。

「海外で生活する」だけでもやりたいことをやっているのに。"普通”が結婚、出産とも限らないのに。そして910点あれば十分だと思うのに。多くの人は自分の考えた理想や、周りにある"あたりまえ”の中で、「まだまだ」「もっと」と生活している。

多分それは周りと比べてだったり、自分が立てた、よくわからない「こうあるべき」に縛られて、勝手にハードルをあげて苦しくなっているのだろうなぁと思う。そしてそういう人ほど、もう十分頑張っていて、今のままでもかなり魅力的なのだ。

頑張ることはすごく大事。ずっと「今のままでいいや」と思っていたらスキルや生活も改善されないだろう。色々なものを見て、「もっとこうしたい」と思うことはよりよく生きるのに必要だと思う。

けれどそれが、「もっとこうしなきゃいけない」に変わってしまうと、変に頑張りすぎて疲れ切ってしまう。MUSTよりもWANTを、そしてENJOYを忘れずに、過ごしていけたらなぁと思う。


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もりやみほ
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