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らくだが好きすぎる

捨て猫を拾って、「家では飼えないよ」と言われて手放して、たまたまその子にそっくりのぬいぐるみを見つけてからは、猫が好きだった。

大学生までずっと猫が1番だったけれど、3年生の頃、「みほは好きだと思って」と見せられた写真から一目惚れしてしまった動物がいる。

らくだ だ。

彼らのチャーミングな目が好き。思わず開いちゃってる口が好き。なんでそんなに…と思うくらいブサイクに動かす顔が好き。友達に写真を見せてもらってから、ラクダに夢中になって鳥取砂丘にも行ったし、野毛山公園まで見に行ったりもした。社会人になってからヨルダンだって行ったのだ。

主にらくだのくち回りが好きなんだけれど、彼らの立ち居振る舞いもすごく好きだ。社会人1年目の秋に、同期4人でナイトサファリに行った時のこと。ライオンやキリンなど、夜の動物たちがスポットライトにあたっている中、周りのスポットライトの光をうけて、かろうじてらくだを見ることができた。

薄暗いサファリの中で見る彼。すらっとしているはずの足は、座っていたのかすごく短かった。毛むくじゃらで、よーく見ないと暗さに負けて通り過ぎてしまいそうなくらい。それでも彼の表情は「ふふふんっ」としていて優雅だった。どうしてかすごく自信に満ち溢れて立っている彼。スポットライトも浴びていないし、ライオンみたいに「百獣の王」なんて呼ばれない。キリン程大きくないから目立ちもしない。でも、それでいいの、と言わんばかりの堂々さに私はすごく夢中になってしまい、「らくだみたいになりたい!」と決意を新たにナイトサファリを後にした。

そんな顔芸しなくても…と思うくらいナチュラルに変顔するらくだ。誰に何をいわれようと、ちょっとおどけた余裕のある顔ですましているらくだ。休憩中はかならず太陽のほうを向くという、向上心溢れるらくだ。

私はあなたにメロメロです。

※都内近郊で、毛むくじゃらじゃないらくだが見れるスポット探しています。

テーマ#好きな動物

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もりやみほ
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