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細く長くやるのもひとつ
「小さい頃から文章を書くのが好きだったんですか?」と聞かれると、うーんと首をかしげてしまう。
たぶん、嫌いではなかったと思う。保育園の頃はおばあちゃんちに行くと必ず日記を書かされていたし、小学4年生くらいまでは先生のコメント見たさに毎日日記を書いていた。
読書感想文は書くと必ずお母さんのチェックが入り、根ほり葉ほり質問されながら何度も書き直した。好きな本に出会えばすぐ影響されて、同じような物語を自分で作って書いていたし(でも飽きて途中でやめる)、好きな歌詞を映し書きするのもよくやっていた。
でも、「書くことが好きだ」と思ってやってはいなかったような気がする。
本も同じだ。人並みに読んではいたが、際立って好きなほうではなかった。親戚の人からもらった絵本や漫画、親が定期購読していた絵本はそこにあるから読んでいたし、図書館に行って借りるのは、返すついでだった。
目標があってやってたことでも、特に好きだと思ってたことでもない。けれど小さい頃の話を聞かれて、「そういえば好きではないけど、よく何か書いてたなぁ」と思った。
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インタビューをしていると、一貫性のあるドラマや目標に向かって突き進んだ輝かしいストーリーを引き出したくなる。その方が感動するし、心が動くようなものが出せる気がするからだ。
けれど「運命」と聞き出したかった"キッカケ"も「単なる偶然」が8割だし、人間っていつもドラマチックにはできていないんだろうなぁと思いはじめた。
目標があれば最短で向かいたいと思ってしまうけれど、ちょっと脇に置いておいて、寄り道するのも1つの方法なのかもなあ。やっていくうちに違う目標が見えてくるかもしれないし、ふわふわ楽しい方向に揺れながら、気づくと毎日懲りずにやっていることが出来るかもしれない。そしてそれが、サクセスストーリーを引き出すキーポイントになることもある。
猪突猛進も楽しいけれど、一見バラバラに見えることを幅広く続けていくうちに、最終的にはコレ! みたいなものに集約されていくのもすごく素敵じゃないかなぁと思う。
いいなと思う人にくっつきながら、ゆらゆら彷徨って自分の好きを増やしていきたい。
ちなみに、小さい頃好きだった絵本は「ねぼすけスーザのお買い物」「白い娘マニ」「おっきょちゃんとかっぱ」「ことろのばんば」。図書館では「あさりちゃん」と「はれときどきぶたシリーズ」をよく借りていました。
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