こころの筋トレを怠らない
社会人になって、仕事で怒られるときは「これは私が怒られてるんじゃない、仕事が怒られているんだ」と唱えるようにしていた。さいわい人間的な部分を攻めてくる人はいなかったので、だいたいはその呪文でなんとかできた。
また、辛いことが起こった時は、「いま、私は辛いと思っている。それだけ。以上。」といった具合に、自分を客観視することを心掛けた。自分の箱の中に閉じこもらないように、最大限気を付けた結果だ。
そんな風に、自分を追い込まないためにメンタルを強くする思考プロセスに切り替える練習はしてきた。それもこれも自分を守るため。メンタルの弱さはすべて自分の気持ちにのみ影響されて、害があるのは自分だけだと今まで思っていたのだ。
けれど最近、これって他人にもよくない影響を出してしまうのかもしれないなぁと思い始めた。
例えば編集で赤入れをもらう時。直されているのは文章であって自分の存在じゃない、という基本的なメンタルが出来ていないと、「わたしはできないんだ!」なんて思い始めパフォーマンスも落ちるし出てくるアウトプットに影響が出る。なにより、編集者がわも編集しずらい。
例えば変に人と意見を合わせちゃう時。私が合わせたり、きちんとNoを示さないと相手は私の気持ちがわからない。「同じ意見だと思ってたのに、実は違うの!?」なんてバレてしまったら、合わせていたはずがいつの間にか遠くかけ離れていたなんてことが起こる。相手は裏切られた気持ちになる。一方で私は、そんなつもりで合わせたんじゃないのに…と思う。これはもう、誰も幸せにならない。
自分のことばかり守ろうとすると、今の自分からさらに先へ行けなくなるし、自由にできなくて窮屈になるし、なにより、知らないうちに相手を傷つけることになりかねない。何もいいことがないなら、メンタルは強くいたほうが絶対得だ。
メンタルマッチョになるべく、日々こころの筋トレは怠らずにいたい。意識して作っている考え方が、早く定着しますように。
テーマ#メンタルマッチョ
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