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理不尽な仕事は"共犯者"を作る

どうして、なんで!と理不尽になることは多い。全体の見えない依頼は、その仕事に何の意味があるのか見いだせないし、誰を幸せにできるのかもわからない。けれど時々、「なんでもいいからやれ」と突きつけられてしまうこともあるはずだ。

納得いかないことを言われた時、その後の想定や結果を、できるだけ客観的に共有しておくようにしている。

例えば商品の価格決めなどで「たくさん利益が必要だから大幅に値上げしたい」と言われたとき。それは言い換えると、商品にそれだけの価値があると思っていない人からの、「とにかく利益」精神で言われたとき。

目に見えるデータがあるならそれを使って、値上げした後の顧客離脱率などを伝え、「それでも、しますか?」と聞くようにする。想定される結果まで理解してもらってから、「それでも」必要なんですね、と念を押しておく。だってうまくいかなかった時、「なんで売れないんだ」なんてクレームをもらうのは嫌だから。

トップダウンの命令、全体の見えない仕事。そして、指示された通り動いた結果が災難だったとき。「〇〇の指示通り動いただけなのに」と、自分で責任を負いたくない仕事は、働く意欲を阻害する。

「あなたの伝えた通りに仕事をすると、こういう結果が想定されます」を伝え、共犯者を1人でも多く作っておくことが、理不尽さを回避する1つの手段なのだろうなぁと思う。

そんなことを考えたけれど、やっぱり「やりたい!」と思う仕事を楽しんでやるのが一番です。

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もりやみほ
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