11月20日のひとりごと。
楽しい取材もやっぱり仕事。コンビニで夜ご飯を買い、くたくたになってリビングで食べていると、同居人が入ってきて「今日はひじきがとってもおいしく作れたんだ」と、ひじきごはんをもぐもぐ食べ始めた。
「幸せそうだね」と話すと、「おいしいご飯も嬉しいけど、"料理を作れる余裕がある”こともすごく幸せだよね」ともぐもぐ食べながら続ける。なるほど。1つのアクションには、それが起こる背景がある。「なんでこうなったんだろう」や、「どうしてこれができたんだろう」を考えることは、自分のコンディションを知るうえで大事なのかもしれないなぁ。
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取材は金沢まで行ってきた。高級宿に泊まり、カニを贅沢にいただき、温泉に入ってまったりする。これほど幸せな仕事は無い。けれどやっぱり気は張っているので、帰りの新幹線では首が痛くなるほど眠り続けた。
「旅をしながら仕事」にあこがれはあったけれど、実際のところ遠地取材が続くとかなりしんどい。もともと旅行が好きなので、初めての土地にいったらカフェに入らず歩きたいのに、もちろん書く時間を作らなきゃいけない。“旅”の時間だけでは短すぎるなぁと思う。「旅をしながら仕事」よりも、「短期の集中プロジェクトで移住」の方が、落ち着いて仕事もできるし、その土地のこともある程度知れるので良い気がしてきた。
1~3か月ほど他の土地で暮らし、そこでなにか仕事をする。地域おこしのようなものでも面白いし、ストーリー性のある取材でもいい。そのプロジェクトが終わったら、ほかの土地へ移動してまた暮らす。そんなふうに転々と、しかし絆を作るには必要な時間を過ごしながら、知らない土地を回ってみたい。
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今のところ、しばらく遠地取材は無い。そう思うとちょっと寂しくもある。自分の好きなことと、やりがいのある仕事が両立できるようなスタイルを、確率させていきたいなぁ。