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卒業とこれからのこと。

今日でスッキリとミヤネ屋のニュースコーナーを卒業しました。
お世話になった皆様、ご覧いただいた皆様、叱咤激励してくださった皆様、本当にありがとうございました!

最後のニュースは2玉320万円の夕張メロンでした。

完璧に読めて満足のいくトークができたと思う日はついに一日もなく、今日こそ!と思って臨んだのですが…
原稿は無事ひとカミもせずに読めたものの、トークになって花束をいただいた瞬間に舞い上がって頭が真っ白になってしまい、結局カミもして、気の利いたことは何一つ言えませんでした。
しかも、おそるおそるオンエアを見てみたら、キャスターらしからぬ大きな口をあけてかなり豪快に大爆笑して終わっていました。

でも、それはそれで幸せな最終回だったと思います(と思うことにします)!

オンエアでも少し言ったのですが、たまたまの人事異動で突然記者からキャスターになって原稿読みもままならない中で、本当に多くの人に支えていただいて、とても貴重でありがたい経験をさせていただいたと感謝しています。

「ミヤネ屋」鈴木美穂キャスター卒業、社会部記者に(日刊スポーツ)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180601-00226394-nksports-ent

必死の思いで取材して原稿を書いている同僚の記者やデスクの原稿を、朝はヘアメイクさんに始まり、スタイリストさん、編集マンさん、テロップコーディネーターさん、校閲さん、カメラマンさん、ミヤネ屋のチームやオンエアチームの皆さん…ととっても多くの人の力をつないで最後に形にするバッターボックスに立たせてもらっていると思うと、本当に恐れ多くていつもすごく緊張しました。
そして、トークは、外交や政治ネタが好きな宮根さんに何を聞かれるのか毎回ドキドキで、公共の電波で見苦しい姿も何度もお見せしてしまいましたが、これまでのある意味「担当していることだけ深く知っていればいい」というところから、取材をしたこともない分野のニュースも分からないまま終わらせることはできなくなって、どんなことにも関心と危機感を持って考えてみるようになって、一気に視界が広がった気がします。

自分の無知さをいつも痛感しながら、オンエアギリギリまでそれぞれの原稿を書いた記者やデスクに問い合わせをしまくり毎日のトーク用につくったニュースの裏話小ネタ帳は、いつの間にかワードで186ページに及んでいました。
(実際にトークで披露できないまま終わった小ネタが9割ですが…)

応援してくださる方々からいただくお手紙やメッセージもとても励みになり、とにかく、すごく集中して、濃くて、楽しくて、貴重で、一生の宝物になる1年半でした。
本当にどうもありがとうございました。

来週からは一旦社会部記者に戻り、さらにやりたいことをやり、自分らしい人生を描いていきたいと思います。
またお伝えできるときがきたらお伝えしますが、がんになってから10年、今年の後半は、10年来どころか学生時代から思い続けてきた夢をいよいよ叶えられるときがきそうで、ものすごくドキドキワクワクしています。

めっちゃ感慨深くて長くなってしまいましたが、立場や役割が変わっても変わらずよろしくお願いいたします!

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