小柴美保

MIDORI.soというシェアオフィスの運営をしているMIRAI INSTITUTEという会社をやっています。チームはつくるもの。コミュニティはできるもの、はぐぐむもの。この辺りについて書いていきたいなと思っています。 https://midori.so/

小柴美保

MIDORI.soというシェアオフィスの運営をしているMIRAI INSTITUTEという会社をやっています。チームはつくるもの。コミュニティはできるもの、はぐぐむもの。この辺りについて書いていきたいなと思っています。 https://midori.so/

最近の記事

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It's TIME

Stay Homeになる数年前に、これからの働くってどうなるのか、働く場所はどうなるのかという議論をMIDORI.so に関わる数人としていました。結論は、デスクワークを基本とする人ならば、インターネット環境さえあればどこでも働けてしまう。結局私たちがオフィスに来るのは人に会うためである、という結論に。だったらもうMIDORI.soもデスクなんて置かず、サロンみたいにしてしまおうか、という話になりました。ただし、当時そこまで急激に転換する勇気はありませんでした。 思い切れな

    • ようやくNOTEを始めた。自己紹介からですが、まだ書き途中。

      なぜMIDORI.so?アップルからiPhoneが発売されたのが、2007年6月29日。この時私はCitigroup証券で働いていました。入社時点で管理職レベルの待遇に引き上げられるので、自由裁量結果主義の世界でがむしゃらに前に進もうとしていました。 私の小さい頃からの関心は、「世界ってどうなっているんだろう?」ということ。政治経済に興味があって、大学では正義感の謎な強さから弁護士になれば、政治経済法律となかなか面白いかも、なんて思いながら過ごしました。けれど高い山があった

      • 発射台  2023/8/9

        今MIDORI.soをやっているのは、スクーリングパッドがあったから。スクーリングパッドとは、黒崎さんが始めた学びの場で、直訳すると学びの発射台。デザイン学部というのを黒崎さんが直接担当し、デザインの定義を広く捉えて自分の生き方をどうデザインするかという問いのもとに学ぶ、という場だった。 当時から今までずっと一貫して黒崎さんが言っている「何が問題かが問題か」が学びの鍵となり、問いに対して、そもそもの本質を考えてそこから思考を発展・発散していくという黒崎さんの頭の中を覗かせて

        • 学校では教えてくれない  2024/5/16

          20年ぶりに会った友人がいる。名前は玉ちゃん。彼は「食とアニミズム」というテーマで今食べているものがどこを発祥にどう変化を遂げて今に至るか、という自主研究をウェブサイト上に展開している。興味がある人はぜひサイトを覗いてみてほしい。 数ヶ月前私は、その「食とアニミズム」について、玉ちゃんがFacebookに投稿した内容にとても興味をそそられ、思わずダイレクトメッセージを送った。 ご無沙汰も何も20年ぶりだったものの、すぐにメッセージの返信がきて、玉ちゃんの拠点でお昼ご飯を食

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          INDEPENDENT 2023/5/19

          電車に乗ることの多い私は、ポッドキャストが移動の友になっている。いくつかおすすめはあるが、それはまたの機会に。 毎週金曜日に配信される「OVER THE SUN」(要は「オバサン」)というジェーン・スー(なぜか呼び捨て)と堀井美香さんが繰り広げるトーク番組は、パーソナリティと同年代の人の心だけではなく、もっと若い世代をも虜にしてしまうようなパワー溢れるラジオ番組だ。「負けへんで」=レジリエンスの精神が人々を鼓舞してくれるからなのではないだろうか。 2023年5月12日配信

          INDEPENDENT 2023/5/19

          evolution. 2023/3/10

          人工知能が人類の知能を超える転換点「シンギュラリティ」という言葉が数年前に流行った時、「大変だ!このままでは人間の仕事がAIに取って代わられる時代が来てしまう。私たちはこれからどう生きればいいんだ!」という会話が飛び交った。しかし大半の人たちは、あっという間にそんなことは忘れてしまっただろう。先日「ChatGPT」が世に出て、「ああ、やっぱり来たな。」というか、本当に来てしまった。 AIといえば、日本ではAI研究の第一人者 、東大の松尾豊先生が、早速、自民党のAIプロジェク

          evolution. 2023/3/10

          居場所   2023/2/3

          「居場所の数が多ければ多いほど、子供は自己肯定感が強く、大人では幸福度が高い。」そのような研究結果があるということを先日聞いた。 居場所というのは言い換えればコミュニティというところなのだと思うが、家族、学校やクラブだけでなく、ご近所さんや両親のつながりから生じたコミュニティなど、自分を受け入れてくれるという安心感が自己肯定感ときっとつながるのだろう。 それを聞いてから、面白いなと思う人に対してついつい居場所やコミュニティについて根掘り葉掘り聞いてしまう。やっぱり小さくて

          居場所   2023/2/3

          夏休み  2022/8/19

          働く親にとって、子供が保育園児から小学生になって大きく変わる生活の変化は夏休みだ。最初にうちは学童に行ってくれるのでお弁当さえ作ればなんとかなる。(もちろんせっかくの夏休みにダラダラする時間も少ないけどという思いはありつつ)中高学年になると、今度は学童に行かなくてもいいという雰囲気になり、日中どうするよ、という問題にぶち当たる。今私はそのフェーズにいる。夏休みがあることは分かっているのだけれど問題を棚上げしたまま、はじまる3日前くらいになってどうしようか、と考え始める。まあ結

          夏休み  2022/8/19

          個人的体験    2022/7/1

          今これを上空で書いている。コロナで2年延期されていた高校の同窓会に行くためにイギリスに向かっている。20数年後の私たちの変わり果てた姿をお互いに宥め合い、時に称えながら当時の思い出話から、今の家族や仕事のこと、そして世界各地からのいろいろな話に華を咲かせるのだろう。イギリスと言っても華麗なるロンドンではなく、奥地ウェールズの田舎町に向かう。やっと鎖国が解けたようなこの時期になんでわざわざそこまで向かうのか。それは、今やっていることの原点に立ち戻る絶好の機会だからだ。 小さい

          個人的体験    2022/7/1

          You made my day!     2022/4/14

          すんごく小話なのですが...。”You made my day!” (今日はそのおかげでいい一日になった!ありがとう〜!)ということがたまに起こります。今日はそれがあったので、左肩が40肩だと思うけど痛いことや、やらないといけないことがあるけれどまだ手をつけていないという心の焦りや、ちょっと気になっていることなど心身のチクチクををワッシャーと吹き飛ばすことができました。 何があったかというと、ネット記事を読んで話してみたいなと思っていた人に思いがけず会うことができた、という

          You made my day!     2022/4/14

          場所じゃなく状況  2022/4/1

          「コンヴィヴィアリティ」=思想家イヴァン・イリイチが提唱した概念で、「自立共生」と日本語では訳されている。これは『コンヴィヴィアリティのための道具』という著書で、主にテクノロジーとの関係において「自立共生的な社会は、他者から操作されることの最も少ない道具によって、すべての成員に最大限に自立的な行動を許すように構想されるべきだ」と書かれている。これを働く環境や状況に当てはめてみても同様のべき論が出てくるのではないか。そしてMIDORI.soというワークスペースにおいてもこれは重

          場所じゃなく状況  2022/4/1