今までの仕事について考えてみる②
新卒で入社した会社が潰れ、このことがきっかけで自分の人生を考えるようになった。
新しい接客のお仕事は、今まで絵を描くことしか興味のなかった私に
初めて絵を描くこと以外の「好きなこと」を見つけるきっかけになった。
すごく仕事が好きになったからこそ、このままずっとここで働くのもいいなと
思ってしまいそうだったから。
私の本来の目的は上京資金を貯めること。その目標を忘れないためにも
目標の金額を決めた。金額が貯まったら上京しようと。
そうは決めたものの、なかなか辞める決心がつかず。
そんな私は25歳に・・・。
そんな時、母から
「25歳過ぎたらクリスマスケーキと一緒!売れ残るわよ!!」
と叱咤激励を頂く。
浮いた話なんか全くなく、夢だなんだと語る娘を見て、さぞ心配だったんだろうな。でもある意味これが私の転機になり
「そうか!!25歳過ぎたら売れ残りなら、売れ残りなりに好きにやっちゃる!」
なんだか吹っ切れた私は26歳にして上京を決意
なーんにも知らなかった世間知らずな私は、取り敢えず住むところをと
家を探しに東京に出向いた。
案の定不動産屋さんにはビックリされ諭される・・そりゃそうだ!
仕事を決めてからきてね。なんて言われてようやく自分の愚かさに気づく
そりゃぁ、学生さんでもなくて会社員でもなくて地元で働く私に家なんて貸しては貰えるわけないなぁって。
その後、なんとか神奈川で仕事を決め、今の仕事を辞めることに。
本当に好きな仕事内容だったから辞めるのが嫌で、ぎりぎりまで働かせて貰い
辞めた翌日一日で上京+引っ越しをし、その翌日から新しい仕事となった
そのため、上京する時忙しくて涙も出なかった(笑)
上京して就いた新しい仕事は、デスクワークでも接客業でもなく
また新たな分野。夜勤もあり、体も使うお仕事。
慣れない都会暮らしに一人暮らし、仕事に
早々にホームシック。。。それを紛らわすかのように必死に働いていたある日
やっちまいました。。壮大に腰を、グキって。。。
上京してまだ三ヶ月くらいだったと思うけれど、一人では上手く歩けないくらいに・・・。
実家にいた時なら、車もあったし、誰かしら居たので良かったけれど
誰も知らない土地でケガをすると、病院も一苦労だった。
しばらくは療養することになり、仕事はお休み
誰とも会わないしゃべらない生活になった。
そしたらすっかりメンタルやられちゃって
腰が良くなる頃には仕事に行けなくなってしまい、そのまま退職。
でも生きてるだけでお金はかかるんだよね。家賃、光熱費、食費、雑費
上京資金もあっという間に無くなってゆく
実家に帰ろうと何度も思ったけれど、何の為に上京したのか
まだ何も夢に向かって進んでいない
どうせなら上京資金無くなるまで、夢のチャレンジをしたい。
色々考えていた中、たまたま路上でイラストを販売している方に出逢い
お話を聞かせて貰えた。私のことも話すと
「君も路上でイラスト売ってみたら?」と。
その手があったか!!!
「路上でイラストを売る」そんな形に出逢えて嬉しくて
すぐ実行にうつした
こんな感じで書いていますが、路上初日はもう怖くて怖くて
緊張で吐きそうになって(笑)
初めて座ったあのアスファルトの地面の感覚、ヒヤッとした感触
実は今でも鮮明に覚えていて・・・
そして顔すら怖くて上げられず、行き交う人々の足をただひたすら眺めていた
③へ続く。