緊急事態宣言が出ても尚、コロナ自粛に影響されない子どもの通園の現場〜その後
加配を必要とするAくん、Bくんは、保護者の職業柄、保育園をお休みする事はない。私が保育園に行く8時にはもうすでに来ていて、フルタイム勤務を終えて帰る17時でもまだ保育園に居る。私は必ず、この二人に「また明日ね!今日は、〜〜なところとってもカッコ良かったね!先生嬉しかったよ。」と褒め言葉で1日の勤務を終える事にしている。手と手を合わせてタッチ!してバイバイ。
そんな二人の記録を毎日帰ってから残している。その日の出来事、気になった事、良かった事など。自分の中での思考の整理と共に二人のわずかな変化も見逃さないように・・・。そして振り返りのために。
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週末に出掛けない事に慣れて来た今日この頃。色々な書物を手にする。Facebookで先輩保育士さんにお勧めされた書物を2冊読み終えて、今の自分に合った書物がより欲しくなった。今は自粛で書店にも足を向ける事もままならず、今日はKindleで試し読みして購入し、必要な所だけプリントアウトした。大体の内容はもう実行済みであったりして、重複する部分もかなりあり、更に学び直したいところを抜粋したりした。
新しい出逢いからまだ間もない事もあり、その子ども達の特徴を捉えながら信頼関係を築く事に重点を置いてきて、そろそろ次の段階へ進むべきかとも思う。今すぐにどうこうするとか、ルールを守らせると言う事に重点をおくのではなく、他の子どもとの集団生活の中で、全体とのバランスを考える必要性も鑑み、その二人がどのように援助して行けば、一年後には小学校に進むに当たってより生きやすくなっていくか、その力を少しでも上げられたらと思う。
そんな気持ちでまだまだ学びたいと手に取った発達障害の援助に関する書物では、私がこうありたい、こうしたい、と思う方向性にほぼ沿っていて嬉しくなる。これは発達障害の子どもに関わらず、全ての子育てにも通じる事だと思う。得意不得意の特性が、定型の子どもに比べて差があることと、それを単なる「障害」と一括りにするのではなく、その中でも個人差があり、生きづらさに繋がるところへの援助的保育が必要だということ。
現に双子であってもAくんとBくんとでは、癇癪を起こした時のクールダウンの方法が違う事が分かった。Aくんは、抱き締めて気持ちを受け止め、その子の発するモヤモヤを私も口にして共感する。そして背中をさすって「分かったよ、分かったよ、そうだよね。」を繰り返している内に落ち着いて来て、そのタイミングで視点を他へずらすように言葉がけをする。ところがBくんは、身体に触れて欲しくない。一人になりたい。言葉をかければかける程「嫌だ!嫌だ!」を連呼して癇癪は大きくなってしまう。そんな時は、その子のペースで、少し”放置”してクールダウンの時を待つ。それでも頃合いをみて声掛けを繰り返し、やがて手を差し伸べると体重を預けて寄り掛かって来たりする。そのタイミングの見極めがとても難しいけれど、必ず気にかけている事は伝えながら。。。毎日が試行錯誤。その分、次の行動へ無事に移行出来た時の喜びはひとしおです。
そんな風に日々、加配保育士としての生活が軌道に乗りつつある今日この頃です。毎日嬉しい事があります。毎日反省点やあれで良かったのかな。。。と考える点があります。正解は1か100かではないですが、少しずつ絆を深めていければと思います。
新型コロナの影響で、現場で必要な保育士の数も減りました。パートも正規保育士も仕事を減らす中、私も週1でお休みになりました。一時は保育園は何故休園にならないのか?保育士や子ども達の安全は?と三密が避けられない状況下での仕事に、世間から取り残されたような疑問を持った事もあったけれど、今はお仕事が頂ける事に感謝しています。
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前の保育園では必要なかった保育士エプロンにハマってしまい、、、これ以外にも購入してしまいました。選んでいる時は、最高に楽しいです♪特に幼児の女の子は良く見ていて、日替わりで変えないと「昨日、お風呂入らなかったの?」と言われちゃいます笑
季節は桜からツツジへと・・・。すっかり移り変わりました。
経験のない緊急事態宣言、新型コロナの猛威に気が滅入る人も、収入減で困っている人も、逢いたい人に会えなくて寂しい人も、そして、医療の最前線でご尽力されている方々も・・・。
1日でも早くこの事態が収束し、マスクをしないで過ごせる日が来ますように・・・。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
今は無理する事なく、今、自分に出来る事だけをやっていきましょう。