人の優しさに恐縮してしまう自分が居る。
人に優しくされたことがないのですか?と聞かれれば、答えはNOだと思う。それなのに何故、素直に喜んで元気になれないのか?自分でも疑問だ。
私はもう子どもの頃から耐えることが習慣付いている。優しくしてもらおうと自分から甘えて行くことはない。ある特別な関係に於いて以外。そしてそれは、親ではない。
だから思い掛けなく何人もの方に励まされたり、話を聞いてもらう環境になるとたちまち自分の悩みの原点を見失う。どこに焦点を於いたら良いか分からない。
そこに必ず、迷惑をかけた、その方の貴重な時間とエネルギーを奪った、嫌な気持ちにさせたかもしれない、負のオーラを振り撒いてしまったかもしれないと言う申し訳なさ、恐縮する気持ちが出て来る。
私は弱い人間で、1人では生きて行けないというのは十分分かっているはずなのに自分の殻に閉じこもる。1人で感情を処理しようとする。そして判断を誤ることもあるのだけれど、少なくとも人に迷惑をかけないようにと思ってはいるのだ。しかし結果的には、取り返しのつかないところまで感情は落ちていて、周囲に迷惑をかけてしまうのだ。
困った時は、信頼出来る人に相談する、といった習慣が身に付いていない。こんな私が子ども支援や子育て支援で、困ったことがあったら周りに相談していいんだよ、それが本当の自立なんだよ、なんて伝えても説得力がない。
子育て支援センターや、社会的養護を出た子ども達を支援するアフターケアのNPO法人などがあっても、実際に困っている人は相談に来ない。それが課題でもある。相談に来ない人をどう見つけて支援に繋げるか。
話はそれたけれど、なかなか長年の生き方て、変えられないものなんだな、としみじみと思う。でも変えないとそろそろ本当に辛いな。
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