緊急事態宣言後の我が保育園の現状を見て思うこと。(約3割の通園児)
新型コロナの感染拡大。今の時代に生きている人間が経験した事もない自粛ムードの中、我保育園は今日も開園しています。国から休園要請がない限り、開園し続けるでしょう。色々な仕事の種類がある中で、このような状況下に於いても、医療関係や公務員など、自宅で仕事が出来ない職種もあるし、両親共働きでリモートワークになっていたとしても、テレビ会議などが多くて子どもを見られない、と言う環境もあります。まさに三密の環境そのものである保育園は、とても安全とは言えませんが、通園に関しては保護者の意思に任せられています。
とは言え、日に日に通園して来る子ども達は、減って来ています。当面の間、お休みします、と言うパターンもあれば、来たり来なかったり、のパターンもあります。乳児さんは特に通園する子どもは少ないようですが、私は幼児クラス担当なので、幼児クラスを見ていて思う事を書こうかな、と思います。
3歳児クラス、4歳児クラス、5歳児クラスが幼児クラスです。幼稚園の子どもの年齢です。今、大体毎日、全体の3割の数の子どもが来ています。かなり減りました。なので、今はその3クラス合同での保育を行っています。
子どもの数が減るとそれに伴って必要な保育士の数も減ります。なので、うちの園では最初、パートは基本、5月6日までお休みして良いです。と伝えられました。それは園長からの指示ではなく、法人の理事からの指示です。国から言われている出勤する従業員を7割減らすと言う要請に従ったものです。ですが、園長からは、来るか来ないかは、パート本人の意思で決めて良いと言う感じでした。私は転職したてで、加配をしていて、その二人の子ども達は、保護者の職業柄お休みはしないので、せっかく地道に努力して作ろうとして来た絆がまた途切れるのは辛いとも思い、また、有給もまだ頂けていない状況なので、日数を少し減らしてもいいので、出来るだけ出勤したいと申し出て、今の所、週5から週4に減っています。正規の保育士も交代交代で有給消化をしているので、週3位の出勤の方が多いです。
そうなると、子ども達から見た環境はどうなのか・・・。今日、ふと考えていました。加配している子どもの一人が、いつになく朝の会に出たがらなかったり、朝の活動の時に4歳児の女の子が、いつもはニコニコしているのに今日は寂しげに参加しなかったり(今日は、4歳児の担任が休みでした。)、牛乳をこぼしただけで泣いてしまう女の子が居たり(この子も4歳児。)。何となく、環境の変化に敏感な子どもは、保育園に来ても、いつも笑顔で出迎えてくれる自分の担任が居なかったり、異年齢の知らない人が居たり、気持ちは落ち着かないかもしれないな。。。と。人数がやけに減って、仲のいいお友達が来ていないかもしれないし、明日、私は来るのか?休むのか?それも5歳児の子ども達も分かって居ない様子。家に帰っても休日も新型コロナの話題や自粛ムードなどで、子ども達もいつもとは違う雰囲気を敏感に感じてストレスをためていたりするかもしれません。
今日は特に、いつも加配で見ている子ども達の様子もやたらテンションが高過ぎて、それがお互いに共鳴し合い、私もなかなか苦労しました。そんな事から何となくふと、他の子ども達も、大人の知らないところで、気持ちの揺れも色々あるだろうな・・・と思いました。来る度に、メインの先生が違うのだから・・・。元々異年齢で過ごす事が多い環境の保育園だと良いけれど、いきなり違う部屋で違う先生のもとで過ごしたりするのは、戸惑う子どもも居るだろうと。
そんな中、喜んでいるのは、兄弟で一緒に過ごす事が出来てる子ども達です。お兄ちゃん、お姉ちゃんと一緒に過ごせて嬉しそうです。それは良かったかな、と思います。また、遊びの幅も広がるだろうな、とも思います。
私も転職したてで、その後まもなくこのような状況になりましたが、当時は、担当の5歳児クラスの全員の名前と顔を覚えられたかどうか?まだ怪しいな?と言うところでした。だから、しばらく来てない子どもは、もしかしたら知らない子どもが居るかもしれない。名前を聞いても、ピンと来ない子どもが居ます。その分、他のクラスの子どもの名前は覚えられましたが(笑)。利点としては、他のクラスの先生方とのコミュニケーションも取る機会になれたかな?幼児クラス全体を見られる環境で、勉強させて頂いてると思います。
1日も早く、みんな揃って、笑顔で居られるといいな。そして、マスクをしないで保育したいです。
5月の製作で鯉のぼりを作るのですが、それもなかなか進みません。お休みの子ども達に際しては、作れないまま5月が終わるかもしれませんね。
保育園に居る間は、私は、新型コロナの存在も忘れる程の忙しさです。何しろ加配が必要なAくんとBくんは、元気いっぱいにはしゃいだりふざけたり崩れたりイヤダイヤダー!!!の連発。これがまた私のやり甲斐にも繋がり、とても愛おしいのですが、身体はヘトヘト。
出来るだけ上から押さえ込まれる環境に置いておきたくないから。負の気持ちを持って欲しくないから。とことん寄り添いたいのです。
とは言え、来年からは小学生。私の中でも日々、これで良いのか・・・と自分の対応を振り返っています。明日からも試行錯誤の中、頑張ります。
読んで頂いた方々に感謝と、そして、笑顔で居られる事をお祈りしています。
ありがとうございました。