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学ぶために資格を取得するのか、資格を取得するために学ぶのか

日本には数多の資格が溢れています。

合格率数パーセントの難関資格から、事前学習が疎かになっても合格出来る資格まで、難易度も分野も様々です。

ネットを漁っていると「役に立つ資格」「役に立たない資格」というタイトルを掲げているページを見かけることもあります。果たして、「役に立たない資格」なんてあるんでしょうか?

あるとすれば、その資格を役に立たないものにしているのはあなた自身かもしれません。仮に業務独占資格であっても、あなたが100%望む通りの仕事が出来るとは限りません。

業務独占資格を除けば、もちろん資格なんてなくても、自分が望むとおりの仕事に就くことは出来ることが多いでしょう。しかし、資格がなくても仕事に就けるから、その資格が役に立たないということは言えないと思います。

なぜなら、最も重要なのは「何を学んだか」だからです。

資格は、あくまで学びの成果を見える化してくれるだけ。資格を取得したことでなく、「なぜ学んだのか」「何を学んだのか」が自分の言葉で表現できれば、役に立たない資格なんて言葉は出てこないのではないでしょうか。

ネットなどの評判を参考にすることは意義のあることですが、あまり他者の意見に惑わされず、「なぜ自分はこの分野を学びたいのか」という気持ちを大切にしていかれると良いと思います。

なぜ、こんなことを書いているかと言えば、私が先日合格した「キャリアコンサルタント」という試験は、「役に立たない資格」の筆頭にあげられることが多いからです(笑)

私には、キャリア教育、カウンセリングについて、概要程度でも実践を交えて、短期間で効率的に学びたいという動機がありました。「なぜそんなに費用が高いのか」という批判も一理あると思いますが、期日がないとサボりがちな私の性格には資格試験というゴールは都合が良く、私の希望に一番近い講座だったと思います。

実際に私の希望通りの講座で、私が求めていた学びを得る事が出来ましたので、「役に立たない資格」と言われても腑に落ちません。

学ぶために資格を取得するのか、資格を取得するために学ぶのか。

同じように聞こえますが、その過程は大きく違ったものなのではないでしょうか。


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