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憂陽と憂雅の物語
気が付けば2月に突入していましたね。1月は家庭の事情で月の半分以上パートのお仕事をお休みしていました。2週間以上休みがあったというのに、持前のナマケモノが顔を出し、有意義に過ごせずに終わってしまいました。2月はもう少し充実させたいと願っているところです。
さて今回は、1月に参加したある企画にかけた意気込みと作品に懸けた想いについてのお話です。
花魁男子の誘惑
台本師の陽葵(ひまり)るなさんの作品「花魁男子の誘惑~からくり恋慕~」が昨年5月31日に公開されました。
そしてさらにるなさんが活動1周年企画ということで「花魁男子の誘惑~百花繚乱」が1月14に公開となりました。
今回私が参加したのは花魁男子の誘惑~今昔物語~というアフター企画。
本編で登場した7人とは別の花魁男子のifストリーで遊郭とホストクラブを舞台に描かれるストリー。その企画に台本師として参加することになりました。
正直、大好きな世界観でるなさんのファンでもあるのでお話を頂いた時は「私で大丈夫かな?」という不安でしかありませんでしたが、今後の自分の世界観を広げるためにも、何よりるなさんのお役に立てるのならばと思い引受けることにしました。
憂陽と憂雅の誕生まで
今回の企画で花魁男子とホストを演じて頂くパートナーは穂乃慕乃 歩さん。これまで何となくの面識はあるものの、一緒に何かをするは初めて。少し緊張しながら、最初の打ち合わせをしました。歩さんの希望や、やりやすい雰囲気やシチュエーションなどを聞取りお互い「切ない系」が得意ということだったので、王道のパターンは他のペアにお任せして設定を考えることにしました。
時代が違っていても人物が同じということで共通の設定としてはこのような感じにしました。
・人を本気で好きになることは絶対にない(他人に関心が無い)
・憂陽は家庭の事情で憂雅は友達に誘われて何となく働き始めるが、特別に野心があるわけではない。
・どこか掴みどころのない性格で自己肯定感は低め。他の花魁やホストとは違うタイプなのでそれがウケてしまう。
・(闇に落とさせないために)女の子を本気で惚れさせない優しい一面もある。
そうしてできあがったのがこちらの作品になります。
憂陽
稀代の大作家、陽葵るな 女史
— 穂乃慕乃歩🌾固ツイ拡散希望 (@honobono_ayumu) January 16, 2021
(@LUNA__SOL__) が
名だたる女史達と共に編纂した、
【花魁男子の誘惑〜今昔物語集〜】
その中から、とも 女史
(@y_tomosan0708)が記した
ユウヒ
〖憂陽〗の物語をひとつ。
自己肯定感が低く、胸を張って
貴女に応えられない彼との逢瀬──#花魁男子の誘惑 pic.twitter.com/MNnpKp4B8W
如月 憂雅
稀代の大作家、陽葵るな 女史
— 穂乃慕乃歩🌾固ツイ拡散希望 (@honobono_ayumu) January 19, 2021
(@LUNA__SOL__) が
名だたる女史達と共に編纂した、
【花魁男子の誘惑〜今昔物語集〜】
その中から、とも 女史
(@y_tomosan0708)が記した
キサラギユウガ
〖如月 憂雅〗の物語をひとつ。
自分を愛せない、斜に構えた
彼と過ごすひととき───#花魁男子の誘惑 pic.twitter.com/0A72UWx74S
名前について
名前についてはストーリーのイメージで鍵となる漢字の候補を出して人名辞典から候補をいくつか出して歩さんに選んで頂きました。
候補の漢字は「憂」「麗」「凛」後で人名事典で調べたのですが、どれも人名として使っても良い漢字にはなっているものの「意味合いとしてはあまり良くないので避けた方が良い」と書いてありました(笑)
最終的に選んだ「憂」は一般的に「憂鬱」の憂なのでマイナスイメージになりやすいのですが「人の苦しさが分かるようになって欲しい」という解釈もできるとのことだったので「憂陽」と「憂雅」となりました。
ホストの苗字の如月は「ホスト名前一覧」というサイトを見ていて、歩さんが2月生まれだということに気が付き名前の候補にさらっと入れておいたのを選んで頂きました。
ストーリーに込めた想い
最初に歩さんと一緒に作品を作るとなった時に、歩さんの「真面目」な声のイメージを活かしたいと思ったので、いわゆる「王道」であるチャラいイメージにしたくなったという私の中でのこだわりがこのような結果となりました。また、るなさんとも相談させていただきましたが、同じキャラクターでも時間を越えてキャラクターを成長させたかったという想いもあり、ホスト編では女の子の挑発に乗って気持ちが動くというストーリーにしました。
演者様でもある歩さんと一から相談しながら作品を作るのはとても楽しかったです。
花魁男子という世界観を崩さず歩さんのイメージに合う作品が作れたことに感謝しています。
個人的には大変充実した企画に参加できたことをとても嬉しく思います。