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IRIAMで視聴するのにギリギリなAndroid端末のスペックは?

そのまんまのタイトルである。
少しは捻った方が良いと思うのだが、まともなタイトルが思い浮かばなかったので…

※現時点(2024/08/08)での環境。
IRIAMは、今夏にAndroid 10未満では使えなくなることがアナウンスされてます。

Snapdragon 430


2015年に発表されたSoCで、当時だとAndroid 6や7をプリインストールした端末に使われていたエントリー向けである。
同時期のハイエンドだと、Snapdragon 820がある。
仕様としては、Cortex-A53(1.4GHz)×4+Cortex-A53(1.1GHz)×4。
また、余談だが、この当時は、アップデートされても1回止まりが多く、
中々、現環境でインストールできる機種は少ないのだが、AQUOS Senseがある。
とはいえ、Android 9止まりなので、何れか使えなくなるが。
アプリのインストールも可能。
ただし、配信一覧が出るのにかなり待たされるし、配信に入ったとて、
コメントを打つのにも一苦労の遅さだった。

これは、オクタコアながらも動作周波数が足枷となってるのだろう。
昨今、big.LITTLEのLITTEL側でも2GHz近い動作周波数が当たり前の時代にこれでは普段使いもままならない上、搭載端末も古いのが多いので、買い替えを検討すべきである。

Snapdragon 630

なら、動作周波数を上げた場合どうだろうか?
と考えた場合、AQUOS Sense 3で試す機会があったので、試すことにしてみた。
まず、Snapdragon 630の話をすると、2017年発表のSoCである。
搭載例としては、Xperia 8やAQUOS Sense 3がある。
AQUOS Sense 3は、Android 11までアップデートされる。
同時期のハイエンドには、Snapdragon 835があり、
Snapdragon 660より下のラインナップとして登場した。
仕様としては、Cortex-A53(2.2GHz)×4+Cortex-A53(1.8GHz)×4。
Snapdragon 430より、クロックが上昇しているが、
幾分かマシになったとは言え、ワンテンポ遅れる為、視聴用端末には向かない。
余談だが、Helio P22やHelio G25というのも存在する。
搭載端末こそ少ないが、こちらもCortex-A53(2.0GHz)×4+Cortex-A53(1.5GHz)×4と、
Snapdragon 630と似通った構成をしている為、厳しいと言わざる負えな無いだろう。
更に、余談だが、Snapdragon 429やHelio A22も存在する。
共にCortex-A53(2.0GHz)のクアッドコアの構成だが、
ただでさえ、このSnapdragon 630というオクタコアが厳しいのに、
クアッドコアなら尚更厳しいと言わざる負えないだろう。

Snapdragon 632

今までと違ったアプローチをかけてみよう。
先ず、Snapdragon 632の話をしよう。
2018年に発表されたのSoCである。
また、同時期のハイエンドにはSnapdragon 845がある。
搭載端末として、Zenfone Max M2とmoto g7がある。
moto g7の方は、Android 10までアップデートが降っている。
Snapdragon 636より下、Snapdragon 630より上に存在するが、
実際の構成は、Cortex-A73(1.8GHz)×4+Cortex-A53(1.8GHz)と
big側にA73を積んできた。これにより、凡そCPU性能が1.8割増になっている(筆者調べ)。
実際に視聴してみても、何ら問題はなかった。
なので、夏に予定されているアップデートでどれほど重くなるかは、改めて検証するが、最低でもこのラインは欲しい所だ

Snapdragon 660

筆者が前に使っていた端末に搭載されていたSoCである。
搭載機種としては、Xperia 10 ⅡやZenFone 4が挙げられる。
ZenFone 4は、Android 9止まりだが、Xperia 10 Ⅱは、Android 12までアップデートが降っている。
そして、Snapdragon 660の話をしよう。
2017年発表と先述のSnapdragon 632より少し古いSoCである。
仕様としては、Cortex-A73(2.2Ghz)×4+Cortex-A73(1.8GHz)×4と、
Snapdragon 632より、クロックが上昇がしている。
なので、実際に視聴しても、何ら問題はなかった

Snapdragon 720G

筆者が現在使っている端末である。
搭載例として、Rakuten Hand、Redmi Note 9S、AQUOS Sense 4と現役で使っているユーザーもいるのではないのだろうか?
前述のSnapdragon 660とは違い、
Cortex-A76(2.3GHz)×2+Cortex-A55(1.8GHz)×6とアーキテクチャが一世代アップグレードされた。
4+4から、2+6になったが、Snapdragon 660より総合性能は、凡そ2倍になった。
これによって、普段使いがかなり快適になった。
また、視聴に関しても、何ら問題はなかった
むしろ、今から端末を買うのであれば、必然とエントリー帯でもこの構成になるので、ここが有る意味最低ラインだろう

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