見出し画像

人文地理学への道② 根拠のない想いと、それと対峙する根拠ばかりの不安


地理学を引き合わせてくれた少年の心とその不安

「地理が大切だ!」という思い・考えは、正直直感ベースでした。
研究や経験を踏まえて「地理」に行きついたとはいえ、それらはたかが修士学生の研究と社会経験がない学生の経験。「日本に大切なのは地理だとかこんなに大きなことを言っていいのか」「こんな漠然とした基盤にしてキャリアを考えて良いのか」「地理が大切って思ってるのは私だけで何を根拠に思ってるんだ」など、自分でも結構不安になってました。

HUGEのすゝめ①」に書いたように、ルンドで学べば学ぶほど「地理は絶対大切になってくるor自分がその価値をあげるぞ」という直感ベースの、でも本音の、想いが膨らむ一方で、いろんな人に話を聞けば聞くほど、「そんな仕事はどこにある。生活するのに仕事は必要で、いつまでそんな子供じみた情熱を持ってるんだ!周りの目を気にするというより、周りの地に足ついた道を見習え!」という、根拠のない思いから進学してしまった将来への不安がどんどん膨らむという、カオスな板挟みの状態でした。

将来どうなるかわからないけど、少なくとも、直感の根拠のない志は消さないように、日々過ごしています。

2024/11/12 Mon 少年の心も悪くない!

そんな中、私のこの直感な志を後押ししてくれるような、すごく嬉しいニュースが、日本から届きました!「地経学」が、日本で注目されている!!
(お母さんが送ってくれました。たまたま地理に関連するニュースが耳に流れてきて、私に何か役立つかなと思って送ってくれたみたいです。母の愛、本当にありがとうございます!!)
※後日、「地経学」の重点は安全保障だということを聞きました。自分の関心と自分の想像していた地理学との関連性とは異なるものでしたが、「安全保障」という視点は皆無だったので結果オーライな発見です!(11月28日Thu)

自分で言うのはすごく烏滸がましいけど、言わせていただけたら嬉しいです、、時代が私に追いついたのでは?!笑  

留学前に、1ヶ月だけお世話になったインターン先で、業務もかぶっておらず一回しかちゃんとお話ししていない方から、北欧の教育や大学受験のシステムを聞きたい友人がいるから話をしてもらえませんかと言われ、彼女から繋いでもらった方とお話をしていた時に、「日本も変わってきてる」と言われてハッとしたことを思い出しました。

「数十年前まで女性はすごく働きづらかった」「社会をより良くしようという思いの人はとても今増えてきている」という話を聞いて、「今は理想の場所じゃなくても、必ずしも自分が変わる必要があるわけではなくて、時間が経てばその場所が自分にとって理想の場所になってたりする」「知らないだけで、仲間になれる人は思ってる以上にいる」、と感じました。

改めて、この考え方は大切だなと思い返しています。
そして今、地理学への注目度が、日本で上昇してる!考えると、数年前から大学受験で地理が必須になってたりと、地理へ注目している人は前から結構いたんだなと思います。

なので、「時代が私に追いついた」という前言を撤回して、「地理を大切にする仲間が増えた!」と言いたいです!むしろ、「その仲間入りした」!!

どんな時も、どんなことでも、少年の心も悪くない。
少年の心があるからこそ、将来のビジョンが描けるし、前へ進むことができるんじゃないのかな

少年の心(=根拠のない想いと、根拠がないから生まれる根拠ばかりの不安)のおかげで、いろんな人に出会えて、「人文地理学への道①」に書いたように、留学してから数ヶ月で、思ったよりも前に進みました(自分を褒める!)。その過程でいろんな人に出会ったので、その日記を、自分のために次のnote「人文地理学への道③」に残そうと思います。




いいなと思ったら応援しよう!