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スケールのはなし
最近、本が読めていない。サラリーマン時代は10分の通勤でも、3時間弱の出張でも本を読んでいたのに、最近は読めていない。だから今日は本の紹介をして自分の読書欲を高めたい。
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鴨居というのか、長押というのかはありますが、大工の四方さんの力作の鴨居とWS参加者の皆さんによる白いタイルが貼られた大きな物体。この白い物体は幅90cm、高さ120cm、奥行き400cmほどある。
図面で人に説明していた時は、1/100スケールの図面を見せていたので、長さ4cmしかなかったものが、実際に物になると400cmになる。
当たり前の話をしているのだけど、これが面白くて、家にある世界地図はたかだか幅80cmくらい(A1サイズに収まる想定)だけど、実際の地球の全周は40,000kmある。つまり1/5千万スケールになっているそうだ。
大きなものが小さく表現されてたり、小さいものが大きく見える。こんな世界が面白い。
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ちなみに、1万kmの定義は赤道から北極までの距離で、一般的な人間の大きさを表現するmはとんでもない距離からの逆算で定義されているのも面白い。
こういう類の話、聞いてくれる人は少ないのだけど、でも興味あると言ってくれる人にはおすすめしている本がある。やっと本題の話になった。
無課金のchatGPTが計算ミスをするので、時間がかかってしまった。
その本は、イームズ夫妻らが手がけた「Powers of Ten」。一つの本の中に、天体のスケールからDNAのスケールの写真までが納めてある。豆知識もしっかり入っているので、読み応え十分。個人的にはDNAのスケール(10^-10)になると、そこに小宇宙が見えてくるのが面白い。
本は少し値が張るので、YouTubeもどうぞ。
宇宙が好きだ、という子どもたちにも紹介しているのだけど、なかなか興味を持ってくれる子どもは少ない。星は綺麗だという子どもは大勢いるけれど、人間のDNAの写真を見て面白いと言うような子どもはきっと少ないのだろう。